もちろん、紙の領収書には欠点もある。紙の領収書やレシートで困ったことを聞くと、もっとも多かったのが紛失だ。次いで、印字が消えてしまった、金額や日付の記載ミスなど。デジタルに比べて保管の問題が大きいことがわかる。

紛失や破損、文字が消えるなど保管状態の悪さからくる脆弱性はあるものの、紙の領収書にはデジタルにはない強靱性がある。それは、「信頼できる領収書に必要な要素」として、発行人の社名や店名、発行日時、通し番号などと並んであげられた、「手書きの文字があると複製できないので安心」、「複写、不正利用されない」、「印鑑が押されているとそのお店で支払ったものであると証明できる」との意見に代表される、手書きの記載と押印だ。

専用の用紙に手書きされて印鑑が押された領収書は、唯一無二の存在であり、コピーや改ざんをすればすぐにバレる。手書きにハンコはDXの敵、時代遅れの象徴だが、もっとも手堅い書類だとも言える。理想的には、デジタルの利便性と紙の確実性が仲良く融合することが望まれる。遅かれ早かれ技術の進歩によって課題が克服され、デジタルへ円満移行していくことだろう。
出典:NEXER Group「ペーパーレス時代でも「紙の領収書」の信頼度は8割!消費者の約7割が受取時に安心感を抱く一方で紙ならではの困りごとも」


