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2026.07.24 11:00

目先の転職ではなく「10年後の価値」をつくる──アサインの長期伴走型支援とは

転職市場が活況を呈するいま、問われているのは「次にどの会社へ行くか」だけではない。「これからどのようなキャリアを築き、どんな人生を描くのか」という視点が、かつてないほど重要になっている。

そうした時代において、目先の転職成功にとどまらず、中長期のキャリア形成に伴走する支援を掲げるのがアサインだ。

その支援を体現するのが、卓越した実績と高い専門性を備えたごく限られた人材にのみ与えられる役割「アソシエイトプリンシパル」である。今回は、その役割を担う松井孝太郎と多田有花に、キャリアに寄り添い続ける覚悟と支援哲学を聞いた。


全社の支援品質向上を牽引する「アソシエイトプリンシパル」

少子高齢化による人材不足やキャリア観の多様化を背景に、転職市場は流動化している。アサインが提供するのは、目先の転職成功ではなく、5年後、10年後のキャリア実現を見据えた支援だ。同社のアソシエイトプリンシパル、松井孝太郎は、それを「転職支援ではなくキャリア支援」と表現する。

一般的な転職エージェントの支援が、求人を紹介することが業務の中心になっている一方で、アサインのキャリア支援では、まず「候補者を知る」ことに徹底して時間を使う。過去に熱中したことややりがいに感じた経験、成長を実感する瞬間など、さまざまな角度からの対話を通じて価値観を深堀りしていく。

そのうえで、目指したい将来像やありたい姿をすり合わせ、必要なスキルや経験、その人自身の強みを言語化。それらを「キャリアプランシート」として可視化し、お渡しする。転職はあくまでそのプランを実現するための手段の一つに過ぎない。入社後も定期的に接点を持ち、そのプランが実現に近づいているか確認しながら、長期で伴走することが特徴だ。

その支援品質を象徴するのが「アソシエイトプリンシパル」である。支援実績だけでなく、候補者との向き合い方や支援への想い、長期的な価値創出まで含めて評価され、アサインのキャリア支援を体現できる人材のみが認定される。約300名のエージェントが在籍する中で6名しか担うことができない役割であり、松井と多田もその一員だ。

ふたりは異なるバックグラウンドをもつ。松井はかつて高校球児であり、強豪校で副キャプテンを務め、日本一を目指して白球を追った。大学卒業後は商社の鉄鋼事業部でSCM最適化や社内DX推進に従事していたが、野球に打ち込んでいた頃のような充実感を得られずにいた。

「学生時代は野球に打ち込みましたが、就職活動では明確なキャリアの軸を持ち切れないまま、1社目を選びました。一方で、商社でSCM最適化やDX推進に携わるなかで、多様な価値観やキャリア観を持つ方々と仕事をする機会に恵まれました。さまざまな経験を通じて、目の前の仕事に取り組むだけでなく、自分は将来どのような価値を発揮していきたいのか、中長期的な視点でキャリアを考えるようになったのです。

キャリアは、転職という一つの選択だけで決まるものではありません。自分自身の価値観や強みを理解し、その時々の選択を積み重ねていくことで形づくられていくものだと考えるようになりました」

そうした思いから転職活動を開始し、アサインに候補者として登録。キャリアエージェントとの対話を重ねるなかで、目先の転職ではなく、一人ひとりの価値観や将来像に寄り添いながら、中長期のキャリア形成を支援する同社の姿勢に強く共感した。

「一人ひとりが自分らしい価値を発揮し、納得感を持ってキャリアを歩めるよう伴走したい」

その思いを胸に、松井はアサインへの入社を決意した。

現在は、重要ポジションのヘッドハンティングにも従事しながら、これまで1,000名以上の転職支援を担当。営業・IT領域を中心に、20代後半から40代のCxOクラスまで、幅広い人材のキャリア形成を支援している。

「自分で決める人生」を後押し

多田は大学卒業後、大手SIer企業で人事としてキャリアを歩んでいた。しかし、その仕事にしだいに情熱を持てなくなっていた。

「前職の会社は今でも大好きですが、仕事が高度に細分化されていて、ジョブローテーションも会社主導。誰がやっても成果が出るように設計されていました。組織としては素晴らしいのですが、キャリアのオーナーシップを持ちにくい環境でした。採用から報酬制度の設計まで、国内外の拠点を幅広く担当していましたが、自分の仕事が誰に届いているのかが見えにくく、介在価値を実感しづらかった。それが転職を考えた背景にあります」

多田は転職活動を進めるなかでアサインのエージェントと対話を重ね、「一人ひとりの価値観や強みを丁寧に整理し、中長期的なキャリアまで見据えて、個性や可能性を発揮するサポートを担う」という同社の姿勢に共感し、入社を決意した。

「選考でお会いした方々は、目先の転職先を提案するのではなく、『その人がどのようなキャリアを築きたいのか』『どんな環境で力を発揮できるのか』という問いに向き合っていました。話す言葉にも一人ひとりの考えや経験が表れていて、キャリア支援に真摯に向き合う姿勢が伝わってきました。私自身も、転職という一度の選択だけでなく、その先のキャリアまで見据えて伴走できる存在になりたいと感じたことが、入社を決めた理由です」

多田は前職で培った人事としての経験と視点、そしてエージェントとしての視点の両方からフラットな意見を伝え、活躍に向けた前向きな意思決定を支援している。転職希望者からの指名での相談もトップクラスに多い。

異なるキャリアを歩んできたふたりは、アソシエイトプリンシパルとしてどのような支援哲学を持っているのだろうか。松井がエージェントとして大切にしているのは、候補者が自分の意思で進路を決めることだ。

「自分で決めたからこそ責任が生まれるし、本当の意味で頑張ろうという気持ちが出てきます。誰かの物差しに従って決めたものは、うまくいかなかったときにどこかその人のせいにできてしまう。だからこそ、自分の人生の手綱を自分で握って歩むために、自分の意志で決断をして、熱量をもって前に進んでいただきたいと考えています」

松井は、候補者の価値観や潜在的な志向性まで丁寧に言語化しながら、中長期視点で意思決定を支援する。企業と候補者の双方から高い信頼を獲得し、過去ご支援した方からの紹介経由での相談も多い。そうした支援の象徴的な事例として、松井はある候補者とのエピソードを挙げる。彼から「松井さんのおかげで人生が180度変わりました」と言われ、自分が本当に正しいことができたという実感が湧いたと振り返る。

「30歳手前のある候補者は、中高一貫校から大手メーカーへ進み、次のキャリアとして成長フェーズにある企業への転職を検討していました。しかし、それまで歩んできた道とは異なる選択だったこともあり、『やはりこのままでいいのではないか』と何度も迷われていました。

私は特定の企業や環境を勧めたかったわけではありません。ただ、ご本人が対話を重ねる中で見えてきた価値観や将来像を考えたとき、その選択を後悔しないためには、一度立ち止まって自分自身の意思と向き合うことが大切だと感じました。そこで『どちらを選ぶかではなく、自分で納得して選ぶことが、この先のキャリアにとって何より大切だと思います』と率直にお伝えしました。加えて、現職と比較した際の得られる経験やスキル、転職することによるメリットとデメリットを提示し、目指したい将来像や自分らしいと感じるのはどちらかという議論を重ねました。

最終的にご本人は自らの意思で新たな環境を選択されました。入社当初は慣れない環境に苦労される場面もありましたが、定期的な面談を重ねながら継続的に伴走させていただきました。すると少しずつ成果が表れ始め、社内表彰を受け、現在では昇進を果たされるまでになっています。何より印象に残っているのは、『自分で納得して選んだ道だったからこそ、最後までやり切ることができました』と話してくださったことです」

一方、候補者のことをその人以上に理解することを心がけている多田が重視するのは、「転職を成功させること」ではなく、一人ひとりが自分らしい人生やキャリアを築いていけるように支援することだ。

「転職はゴールではなく、新たなキャリアのスタートです。だからこそ、私たちの役割は内定をお届けすることでは終わりません。入社後に悩みや壁に直面することもありますが、そのときに立ち返ることができる価値観や目標を一緒に整理し、その方らしい選択ができるよう伴走し続けることが大切だと考えています。

目指しているのは、『この人生を生きているのが自分で良かった』と感じられるキャリアを築いていただくことです。そのために、一つひとつの選択に納得感をもちながら歩んでいただけるよう支援したいと考えています」

その考えを象徴する出来事があった。

「先日、転職後の伴走面談を行った方は、当初希望していたポジションとは異なる役割で内定を獲得されました。私は当時、ご本人の強みが最も発揮できる環境という観点で企業とも丁寧に対話を重ね、そのポジションを選択することをご提案しました。

結果として、その環境で成果を上げ、新人賞とMVPを受賞。その後は新たな挑戦の機会にも恵まれ、面談では『次はどの選択が自分の成長につながるだろうか』という前向きな相談を受けました。

その姿を見てあらためて感じたのは、その方の強みや価値観を発揮できる環境で活躍することが、その人らしさを形づくるということです。長期的な伴走支援により、その活躍のプロセスを支えられることが、私たちの仕事の大きな価値だと考えています」

キャリア支援のあり方は、生成AIの普及によって大きく変わりつつある。情報収集や求人検索、選択肢の整理といった領域ではAIの活用が進む一方で、一人ひとりの価値観や強みを理解し、その人らしいキャリアの実現に向けて伴走する役割は、これまで以上に重要になると松井は考えている。

「AIは、多くの情報や選択肢を示してくれる便利な存在です。一方で、その選択が本当にその方らしいキャリアにつながるのかを一緒に考え、迷いや不安を整理しながら意思決定を支えることは、人だからこそ担える役割だと思っています。

だからこそ私自身も、候補者の方のキャリア実現を支えられるだけの実力を身につけなければならないと感じています。業界や企業への理解はもちろん、一人ひとりの価値観や可能性を深く理解するための対話力や経験も磨き続けていく必要があります。働き方やキャリア観が大きく変化する時代だからこそ、その努力に終わりはありません。

これからもエージェントとして一人ひとりと真摯に向き合い、その方らしいキャリアの実現を支えていきたいと思っています。同時に、キャリアは目先の転職だけではなく、自分らしい人生を築くためのものだという考え方も、さまざまな機会を通じて広く発信していければと考えています」

多田は、人が介在することで納得感がより高まり、自分の決断に覚悟をもてるようになると信じている。

「求職者のことも企業側のことも真剣に考えながら、最善の選択肢を一緒に考えて背中を押す。そんな私たちの支援は、何を信じればいいかわからない時代だからこそ、より際立つと思っています。情報に簡単にアクセスできる時代になりましたが、耳障りのいいことだけを言うのではなく、正しく伝えて、正しく考えて、納得して選ぶ。求められるレベルが上がっているからこそ、自分たちももっと精進しなければなりません。

私は、20代より30代、30代より40代、そしてその先もずっと成長し続けていたいという思いがあります。ずっと仕事を楽しみ、仕事に誇りをもち、パワフルに生き続ける。そのために経験を積み上げていきたいですし、私が関わる方々にも、そうあってほしいのです。『この人生を生きているのが自分でよかった』と思える状態をつくる。それを支援できる存在でありたいです」


ASSIGN
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まつい・こうたろう◎ASSIGN アソシエイトプリンシパル。大学卒業後、商社鉄鋼事業部にてSCM最適化業務に携わった後、社内DX案件においてプロジェクト推進を担い、事業部横断の業務改善に従事。その後、アサインに参画。これまで1,000名以上の転職支援に携わり、20代後半から40代のCxOクラスまで幅広く支援。

ただ・ゆか◎ASSIGN アソシエイトプリンシパル。早稲田大学卒業後、 大手SIer企業に入社。人事戦略室にて海外人材採用、タレントマネジメント構築、報酬制度の設計・導入・運用などを担当。その後、アサインにヘッドハントされ参画。若手ハイエンド層へのキャリア支援に従事しながら、人員配置計画や採用戦略の策定・実行も推進。

Promoted by ASSIGN / text by Fumio Ohashi / photographs by Masahiro Miki / edited by Akio Takashiro