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2026.07.27 09:30

企業向けAIに迫る「依存を見直す時」──AI経済は次の局面へ

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今月初め、パランティア(Palantir)のアレックス・カープCEOが米CNBCテレビに出演したとき、話題の中心は、ソブリンAI(国家や組織が自らの管理下でAI基盤を保有・運用する考え方)向けインフラをめぐるエヌビディアとの提携拡大になるはずだった。ところがカープが繰り広げたのは、OpenAIやAnthropicを含む今日のフロンティアAI企業(最先端の汎用AIモデルを開発する企業)のビジネスモデルに対する、これまでで最も辛辣な部類の公然たる批判だった。

カープの主張はこうだ。企業顧客は「何の価値も生まないトークン(AIが処理する文章の断片。API利用料の課金単位でもある)」に金を払い続けながら、同時に、自社の競争力を支える独自の知識──ビジネスの「ウェイト(モデルの中身に当たる部分)とアルファ(超過収益の源泉)」──を差し出している。

こうした発言を、競合他社への牽制にすぎないと片付けることもできるだろう。実際、パランティアは今や「企業が自ら保有するAIインフラ」を推進する当事者であり、そこに商売上の利害を持つ。だが、カープの発言をベンダー同士の対立に矮小化してしまうと、業界ですでに進行しつつある、より大きな地殻変動を見落とすことになる。

企業が見過ごしてきた盲点

生成AIが企業に入り込んで以来、役員会議での議論の大半は、1つの問いをめぐって展開されてきた。

「どのモデルの性能が最も高いのか」

一方で、より戦略的な問いには、はるかに少ない注意しか払われてこなかった。

「他社の知能プラットフォームに依存することには、どんな構造的な代償が伴うのか」

今、企業の考え方を塗り替えつつある緊張関係が3つある。

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翻訳=酒匂寛

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