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2026.07.22 11:30

著名投資家の推奨翌日に急落、IBM株暴落は絶好の買い場か危険信号か

ArieStudio - stock.adobe.com

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好意的な評価が出たわずか1日後、予想外の売上高警告によって株価は急落し、弁護士たちが動き出した。

米国時間7月16日の時点では、IBMの株主や投資家は楽観的な見方を強めていただろう。同社の量子コンピューティング関連の取り組みはメディアで好意的に取り上げられ、米著名投資家のジム・クレイマーも、米CNBCの投資番組『Mad Money』で視聴者に同社株の購入を勧めていた。

ところが米国時間7月17日、状況は一変する。株式市場が開く前に、同社はCEO名義の書簡で第2四半期の暫定業績を公表した。株価はその日1日で25%下落した。同じ日のS&P500株価指数は0.4%の上昇だった。

一夜のうちに何が起きたのか

取引開始前の発表でIBMは、第2四半期の売上高が172億ドル(約2兆8000億円)になる見通しだと明らかにした。ウォール街のコンセンサス予想である178億6000万ドル(約2兆9000億円)を下回る数字だ。会社側は当初の自社見通しを開示していないが、市場の反応がすべてを物語っている。報道各社はこの数字を「市場予想を大幅に下回る」と一斉に伝え、投資家は売りに走った。株価は売りに押されて217.07ドルまで下げた。この日の安値である214.64ドルをわずかに上回る水準だ。

好調なはずの企業がなぜつまずいたのか

今回の警告がとりわけ衝撃的だったのは、表面上、IBMの業績が堅調に見えていたからだ。過去1年間の増収率は9.7%と、直近3年平均の4.5%の2倍以上に急成長していた。純利益率は15.6%で、過去3年間の最高水準である15.7%にほぼ並んでいた。これほど大幅に市場予想を外す企業の数字とは、とても思えない。だからこそ今回の急落で、この会社をどう評価すべきかという疑問が浮上している。この点は、最近IBM株の大きな値動きの可能性を検討した際に取り上げたテーマでもある。

なぜ即座に「証券詐欺」が取り沙汰されたのか

7月17日の午後までに、複数の法律事務所が証券詐欺の可能性をめぐる調査に着手すると表明した。焦点となっているのは、今回の発表前に会社側が投資家に何を伝えていたかだ。ある法律事務所は、投資家が同社の「ソフトウェア部門とインフラ部門の期待成長率と安定性」を信頼して投資していた可能性を指摘している。つまり、IBMがそれまでに示していた業績見通しは実態よりもはるかに楽観的な姿を描いており、それが同日の株価急落を招いたのではないか、というわけだ。

企業のストーリーがわずか数時間で完全に崩れ去ったとき、この先何を信じればよいのだろうか。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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