米国時間7月20日、グーグルの親会社であるアルファベットの株価が急騰した。同社がAIモデル「Gemini」をより効率的に稼働させるための新型半導体の導入を計画しているとの報道が好感された。これにより、共同創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの推定資産は合わせて150億ドル(約2.44兆円。1ドル=162円換算)増加した。
アルファベット株は2.8%上昇、直前2営業日の下落から反転
20日午前の時点でアルファベットの株価は2.8%高の約356ドルで推移している。直近2営業日で記録していた6.5%の下落から反転した形だ。
この上昇により、合計でクラスB株の87.9%を保有するペイジとブリンの資産額はそれぞれ80億ドル(約1.3兆円)、74億ドル(約1.2兆円)増加した。
フォーブスの試算によると、資産額2924億ドル(約47.52兆円)のペイジはイーロン・マスク(約127兆円)に次ぐ世界第2位の富豪であり、その資産額はブリン(約43.83兆円)を上回っている。
新型AI半導体「Frozen v2」、2028年までの導入を計画
ジ・インフォメーションが20日に報じたところによると、アルファベットの株価上昇の原動力となったのは、同社が「Frozen v2」と呼ばれる新型AI半導体を開発中であるとの一報だ。この半導体は従来のものと比べて最大10倍のエネルギー効率を発揮するという。
アルファベットは計算能力の不足に苦しんでおり、これが自社の業務を圧迫しているだけでなく、Google Cloudの顧客受け入れを断らざるを得ない状況にまで追い込まれていた。同社はこの計算能力の不足を解消するため、2028年までにFrozen v2を導入する計画だとされている。
アルファベットはフォーブスのコメント要請に対し、現時点で回答していない。



