良い結果が得られないからといって、AIが使えないと言うことはできない。それは使う側の問題だ。モデルは毎月進化しているが、それを使う人間の大半は進化していない。
誰もが経験したことがあるはずだ。チャット画面を開いてプロンプトを入力したものの、意図に届かず修正のために何度もやり取りを繰り返してしまう。時間を節約してくれるはずのツールと格闘し、脳が疲弊する。状況を改善するために講座を購入したものの、結局は同じ壁にぶつかったかもしれない。ツールは賢くなったが、指示の内容が変わっていないのだ。
幸いなことに、その解決策はすでに明文化されている。Anthropic(アンソロピック)は、同社の最も高性能なモデルである「Claude Fable(クロード・フェイブル)」から最高の結果を引き出すための独自のアドバイスを公開している。OpenAIもChatGPTのモデル向けに同様の情報を公開している。これを学ぶことは、費やす時間に対して非常に高いリターンをもたらす。
筆者はAI企業を経営しているが、これらのツールを最大限に活用している創業者は、プロンプト作成を練習する価値のあるスキルとして捉えている。マシンとのやり取りが減れば、デスクの前から離れて自由な時間を増やすことができる。
Claude Fableは、Anthropicで最も強力なツールだ。単なるコンテンツ作成アシスタントを遥かに超える役割を果たす。Fableは、ツールの構築、ワークブックの制作、マーケティングファネル(集客・購買プロセス)全体の構築までこなす能力を備えている。詳細な指示を与えてその場を離れ、戻ってきたときにはワークフローが完了しているということも可能だ。ただし、正しくプロンプトを入力した場合に限る。
ここでは、プロンプトに組み込むべき7つのフレーズを紹介する。これらを取り入れ、カスタマイズし、出力がどのように変化するかを実感してほしい。
Claude Fableから専門家レベルの成果を引き出すプロンプト術
1. 必要な情報が揃ったら実行に移させる
Claude Fableは、計画の策定に時間をかけすぎることがある。判断の余地があるタスクを与えると、選択肢をマッピングしたり、指示していない選択肢を比較検討したり、自分で判断できるはずの詳細について質問してきたりすることがある。その結果、完成した成果物が欲しいだけなのに、無駄なやり取りが増えてしまう。
計画をいつ止め、成果物の作成をいつ開始すべきかを指示しよう。プロンプトに次の一文を加える。
「タスクを完了するのに十分な情報が揃ったら、構築を進めてください。必要な箇所では妥当な判断を下し、推奨するアプローチを採用し、完成した成果物とともに重要な選択の理由を説明してください。実用的な成果物を作成するために不可欠な情報が不足している場合のみ、私に質問してください」
これですべての確認の質問がなくなるわけではない。しかし、不足している詳細情報が必須ではない場合は処理を進め、それなしではタスクを適切に完了できない場合のみ質問するようClaudeに指示することができる。



