13. フライブルクとシュヴァルツヴァルト(ドイツ)
人々はしばしば、シュヴァルツヴァルト(黒い森)と聞くと「ハト時計」や「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(黒い森のケーキ)」といった固定観念を思い浮かべるが、この地域の大半は今でも静かで手つかずの自然が残されている。ドイツ南西部に広がる丘陵、渓谷、そして曲がりくねった道路は、絵葉書から想像する以上に多様な魅力に満ちている。
フライブルクは、旅をスタートさせるのに最適な都市だ。この街は歴史的な旧市街、活気ある大学街の雰囲気、そして先進的な環境への取り組みで有名だ。またドイツ国内でも特に日照時間が長い場所のひとつであり、郊外にはブドウ畑が広がり、街を出てすぐに黒い森が始まっている。
シュヴァルツヴァルトの主要な道路から一歩外れてみれば、素晴らしい発見に満ちている。鬱蒼としたモミの森をハイキングし、静かな湖畔でくつろぎ、家族経営の宿が今もコミュニティの中心にある小さな温泉街や村々を訪ねることができる。冬はスノーシューやクロスカントリースキーを、暖かい季節には自転車、車、あるいは徒歩で大自然を探索できる。
フライブルクには、見ておくべき現代的な側面もある。ヴォーバン(Vauban)地区は、車の進入を制限した街区設計、多数のソーラーパネル、そしてコミュニティ重視の姿勢により、欧州屈指のサステナブルな都市計画のモデルケースとなっている。
アクセス方法:フランクフルト、バーゼル、チューリッヒ、あるいはストラスブールから鉄道を利用できる。飛行機の場合は、バーゼル・ミュルーズ・ユーロエアポートが便利な国際線オプションとなる。
おすすめのアクティビティ:旧市街の散策と朝市での買い物、ヴォーバン地区の視察、シュヴァルツヴァルトでのハイキングやサイクリング、「シュヴァルツヴァルト高地街道(黒い森高地街道)」のドライブ、ティティゼー湖への立ち寄りなど。
宿泊先:フライブルクには、ホテル、レストラン、便利な交通インフラが整っている。より静かな滞在を望むなら、黒い森の奥深くにある伝統的な宿やスパホテルが適している。
14. アイスランド北部
アイスランドは、かつてほど「世界の果て」のような未開の地ではなくなったが、今でも大半の観光客は国のごく一部しか訪れていない。「ゴールデンサークル」や「ブルーラグーン」、そして南海岸はよく知られており、オフシーズンであっても混雑することがある。
しかし、アイスランド北部は異なる様相を呈している。道路は空いており、町は小さく、風景はより広大で遮るものがない。天候は瞬時に激変し、観光スポット間の移動距離も長いが、それらすべてが北部のユニークな個性を生み出している。
この地域の中核となるアークレイリは、豊富なレストランやホテル、活気に満ちた魅力的な地方都市の風情があり、滞在の素晴らしい拠点となる。ここから、ミーヴァトン湖、フーサヴィーク、ダイヤモンドサークル、そして山と海に挟まれた静かな漁村が点在する北部海岸を訪れることができる。
また北部エリアは、アイスランドらしさが最も凝縮された場所でもある。広大な溶岩原、地熱が噴き出すベント(噴気孔)、芝生屋根の農場、ユニークな博物館、そして隠れた秘湯などが次々と現れる。この地域は、のんびりとドライブを楽しみ、頻繁に車を止め、天気次第で予定を柔軟に変更することをいとわない旅行者に最適だ。
アクセス方法:ケプラヴィーク国際空港から車をレンタルして北へと向かう。または、レイキャビクからアークレイリへの国内線を利用することもできる。
おすすめのアクティビティ:ミーヴァトン湖の訪問、ディムボルギル(奇岩地帯)の探検、ミーヴァトン・ネイチャー・バス(天然温泉)でのリラックス、フーサヴィークからのホエールウォッチング、ダイヤモンドサークルのドライブなど。
宿泊先:アークレイリが最もホテルの選択肢が豊富だ。より自然に近い場所を好むなら、ミーヴァトン湖の周辺にあるファームステイや田舎のゲストハウス、小さなホテルがおすすめだ。


