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自動車投資を最大化する方法やその他に関する執筆を担当。

Lester Balajadia / Shutterstock

アメリカでは謎の電気自動車メーカーFaraday Futureの噂で持ち切りだ。米国内に製造工場を作るため10億ドルを投資すると発表したばかりのこの企業の後ろには、自動車産業への参入をもくろむアップルがついているというのだ。関係者によるとFaraday Futureは創業わずか18か月で400人以上もの従業員を雇用したという。   未来の“アップル・カー”が電気自動車になるのか自動運転車になるのか、その両方を兼ね備えた自動車になるのかは、現時点では憶測の域を出ていない。しかし、製品開発を秘密裏に進めることで知られるアップルでさえ、自動車開発という壮大なプロジェクトを、誰にも気づかれずに進めるのは不可能だろう。だからこそFaraday Futureが将来の“アップル・モーターズ”の前身であるのではないかと噂されているのだ。 その根拠として、アップルにはiPhoneやMacの売り上げで得た巨万の富がある。Faraday Futureには中国企業が投資しているとの憶測もあるが、アップルは自動車産業参入という巨額の投資が必要なベンチャーを始める資金を持っている数少ない企業の1つなのだ。 アップルが極秘事業“プロジェクト・タイタン”に600人ほどの人員を充てていることを裏付ける報道もすでに出ている。この人員の中には、テスラなどの自動車メーカーから引き抜いてきたとされるエンジニアも含まれているという。さらにニューヨーク・タイムズの最近の報道によると、アップル幹部は自動運転車に関する規制を担うカリフォルニア州自動車局と会合を持ったという。 一方Faraday Future社は2017年に電気自動車を売り出す予定で、一充電あたりの航続距離がテスラのモデルSをやや上回るとの報道も出ている。現在は日産が所有していたカリフォルニア州の研究開発施設に拠点を置いているが、プレスリリースでは製造工場の場所としてカリフォルニア州、ネバダ州、ジョージア州、ルイジアナ州を候補に挙げている。 同社は、「ユニークなオーナーシップモデルや利用モデル、車内で利用できるコンテンツ、そして自動運転を含む、自動車産業及びテクノロジー産業の新たな側面を開拓したい」と公式サイトで述べている。発売予定の自動車のイメージ画像も公開されているが、ぼんやりとしていて特徴を捉えづらく、あまり意味のあるものではない。 謎めいた気質で知られるアップルゆえ、Faraday Futureとの噂は自動車業界参入の暗示ではないかと興味をそそられる。しかし、潜在的な顧客や投資家を熱狂の渦に巻き込むためにも、今回は手の内を明かした方が良いのではないかと筆者は思う。現にテスラは最初からそのような戦略をとり、成功を収めているのだから。

編集=上田裕資

 

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