海外

2026.08.03 09:30

中央アジアのAI投資が3倍に急増、世界の資本を惹きつけている理由

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個別の銀行はさらに、規制当局が求める以上のペースで動いている。カザフスタン最大の銀行Halyk Bankは、年次報告書の1章を制裁コンプライアンスに割いており、副CEOレベルが監督にあたる。ウズベキスタンのKapitalbankはマネーロンダリング対策に関する情報を公表し、コンプライアンス責任者は監査役会に報告する体制を敷いている。Asia Alliance Bankは、コルレス銀行がデューデリジェンスの標準化に用いる共有リポジトリ「SWIFT KYC Registry」に加盟したウズベキスタンの銀行の一つだ。業界報道によれば、Octobankも同様の対応を取っている。

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キルギスのBakai Bankは、自らの主張をワシントンに直接持ち込んだ。同行CEOのウムト・アバキロワは2025年7月、スコット・ベッセント財務長官や、BlackRockとBank of Americaの経営陣と会談し、Bakaiを米国の対中央アジア投資の潜在的な玄関口として売り込んだ。同行によれば、コンプライアンス部門は約30人の専門家に拡大し、International Compliance Association(国際コンプライアンス協会)の認定を受けているという。国境をまたぐSWIFT決済については、自動スクリーニングに加えて手動レビューも実施している。Bakai Bankは、キルギス法の要件を上回る対応として、コンプライアンス体制の外部監査を2年連続で「ビッグ4」と呼ばれる大手4大会計事務所(デロイト、PwC、EY、KPMG)に委託している。

こうした動きはあっても、中央アジアがベンチャー面でも銀行面でも成熟市場になったわけではない。3億2000万ドルというベンチャー投資額は、東南アジアやインドが四半期ごとに集める資金と比べれば端数のようなものであり、地域には過熱の兆しもすでに見え始めている。しかし、この2つの流れは互いに補強し合っている。

ウズベキスタンは2030年までに年間20億ドル(約3210億円)のベンチャー投資と、5000社のアクティブなスタートアップを目標に掲げているが、その達成はBakai、Halyk、Kapitalbankといった各行が今まさに競って証明しようとしているコルレス銀行関係にかかっている。価格と信頼が成長数値に追いつく前に、この2つの分野で先手を打つ投資家と機関こそが、今後10年、外部資本がどのように同地域へと流れ込むかを決定づけていくことになるだろう。

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forbes.com 原文

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