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2026.07.20 17:00

心理学者が解説、2人の恋愛で「信頼以上に必要な、たった1つのもの」

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「ポジティブ感情の優位」が必要な理由

カップルの相互作用を何十年にもわたって研究してきた心理学者ジョン・ゴットマンは、この解釈の枠組みに「ポジティブ・センチメント・オーバーライド(ポジティブ感情の優位)」という名称を付けた。これは曖昧な行動や多少否定的な行動でさえも基本的に好意的に解釈される、築き上げてきた善意の蓄えを指す。

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その反対にある「ネガティブ・センチメント・オーバーライド(ネガティブ感情の優位)」は、善意に基づく行動や中立的な行動でさえ、相手を軽視していることのさらなる証拠として解釈されてしまう現象だ。研究者たちはこのパターンを基に臨床評価ツールを開発しており、そのうちの1つは専門誌『Journal of Mental Health Counseling』に2021年に掲載された研究で実際にカップルカウンセリングを受けている人を対象に検証された。

ポジティブ感情の優位が働いているとき、予定のキャンセルは残念ではあるもののスケジュールの都合として受け止められる。一方、ネガティブ感情の優位が働いているとき、予定のキャンセルは長年にわたるパターンを裏づけるものとして受け止められる。そのため、本人たちの信頼の程度が同じであっても、その2つでは関係の感じ方はまったく異なることがある。重要なのは信頼そのものではなく、それを取り巻く心理的な環境だからだ。

曖昧な行動やはっきりしないことに対する寛容さと、注意点

ただし、この考え方は過度に拡大解釈される可能性があるため、注意が必要だ。寛容にとらえるのが適しているのは、返信のないメッセージや気のない挨拶、理由が説明されないまま中止になった予定など、本当に曖昧な行動に対してだ。

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専門誌『Family Relations』に2023年に掲載された研究では、このような曖昧な行動をパートナーがどのように説明するかが関係満足度と密接に関係していることが明らかになった。これは現実的かつ繰り返される不誠実さや無礼、危害を正当化するためのものではなく、またそのように機能すべきでもない。

研究者たちは善意を十分に持っていることにはリスクがあることを明確に指摘している。状況によっては、安心するのではなく本当に懸念すべき行動を察知する能力が鈍ってしまう可能性がある。この視点の健全な形は、はっきりしないことに対して寛容になることであり、すでに明確になっていることに対して寛容になることではない。

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翻訳=溝口慈子

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