恋愛関係における信頼とは、パートナーが正直で誠実、そして頼りになる人かどうかという点での時間をかけて形成される結論だと考えることができる。いったん形成されるとその見解は定着し、なかなか変わらない。だが、日々恋愛関係で起きることの大半はその見解だけではまったく説明できない。
「ごくありふれた、何気ない行動をどのように解釈したか」の積み重ね
パートナーが遅刻する、質問にそっけなく答える、大切なことを忘れる──。こうしたことは信頼性という根本的な問題には直接関係しない。それでもこうした一つひとつの出来事は何らかの形で解釈されなければならず、その解釈の仕方によって生じる影響は年月を経て積み重なっていく。
ある人はパートナーの短い返事を聞いて、疲れているのだろう、注意が別のところに向いているのだろうと考える。だが、同じように信頼を寄せていても、相手は苛立っているのだろう、距離を置こうとしているのだろうと考える人もいる。この違いは、互いをどれだけ信頼しているかの違いではない。ごくありふれた、何気ない行動をどのように解釈するかの違いだ。
信頼しているかどうかを持ち出しても、解消されない
カップルが対立だと感じていることの多くは、よくよく調べてみると、曖昧な出来事をどう解釈するのが正しいかをめぐる意見の食い違いである。その食い違いは、相手を信頼しているかどうかを持ち出しても、ほとんど解消されない。



