米国時間7月16日に発表されたネットフリックスの第2四半期決算の中で触れられた第3四半期業績見通しをめぐる話題の中心は、広告収入が年末までに30億ドル(約4860億円)に達するという見通しだった(この目標自体は、同社がかねて表明していたものだ)。
この目標をどう達成し、その先どう伸ばしていくか。それは、拡充が進むライブ配信番組、とりわけスポーツのライブ中継に直接かかっている。
決算説明会でネットフリックスは、広告収入を牽引する主な施策として、ポッドキャストやスポーツといった新たなライブイベントの追加を挙げた。さらに、今年はライブイベントがコンテンツ予算の5%を占める見込みだとも述べている。
既存のスポーツコンテンツ
その投資は今週、目に見える形になった。ネットフリックスがMLBのホームランダービーを初めて配信したのだ。視聴者数530万人は2003年以来最少だったが、地上波やケーブルテレビからストリーミングへ移行した番組では、視聴者数がある程度落ち込むのは想定内とされるのが通例だ。
ネットフリックスは今季のNFLレギュラーシーズンでも5試合をライブ配信する。いずれも「一大イベント」として大量の視聴者を呼び込むことに狙いを定めたカードだ。
オーストラリアで開催される開幕週の注目カード、(スーパーボウル優勝候補の)ロサンゼルス・ラムズ対サンフランシスコ・49ers戦に加え、祝日に合わせた3試合も配信する。
まず感謝祭(米国の祝日で11月の第4木曜日。2026年は11月26日)の前夜に、ラムズ対グリーンベイ・パッカーズ戦が組まれている。クリスマス当日には、シカゴ・ベアーズ対グリーンベイ・パッカーズ戦と、バッファロー・ビルズ対デンバー・ブロンコス戦の2試合を配信する。今年最後のネットフリックス配信試合は第18週の土曜午後1時枠で、対戦カードは未定だ。
このほかネットフリックスは、毎週配信のWWE「Raw」や、単発の格闘技イベントも抱えている。8月には恒例のMLB「フィールド・オブ・ドリームス」ゲームが控えており、ゴルフのイベントを配信した実績もある。
だが同社にとって最大の勝負手は、2027年と2031年のFIFA女子ワールドカップの放映権獲得かもしれない。



