米国時間7月17日、アップルがエヌビディアを抜き、一時的に時価総額で世界最大の企業となった。AI関連銘柄の筆頭であるエヌビディアの株価が下落する一方、アップルはAI関連技術の開発を加速している。
エヌビディアの株価は、17日の取引開始直後に3.9%下落し、同社の時価総額は約4兆8200億ドル(約783兆円)まで減少した。その後、下落幅は約2.2%まで縮小し、現在の時価総額は約4兆9100億ドル(約798兆円)となっている。
この間、株価の下落率が0.1%未満にとどまったアップルの時価総額は4兆8800億ドル(約793兆円)に達し、一時的にエヌビディアを上回り世界最大の企業となった。ただし、同日の午前中には再び順位が入れ替わっている。
両社の株価は今年に入ってから対照的な動きを見せている。アップルは23%近く上昇し、ハイテク株比率の高いナスダック指数を大幅にアウトパフォームしている一方、エヌビディアの上昇率は7.3%と伸び悩んだ。
時価総額1兆ドル、2兆ドル、3兆ドルという節目を史上初めて突破したのはアップルだった。一方のエヌビディアは、2025年7月に史上初めて4兆ドルの大台を超え、過去10年間で株価を3万5000%近く押し上げるなど記録的な急騰を続けてきた。17日午前の段階で、両社の時価総額はそれぞれ日本(約699兆円)、英国(約682兆円)、インド(約666兆円)の国内総生産(GDP)を上回っており、米国(約5198兆円)、中国(約3379兆円)、ドイツ(約877兆円)に次ぐ経済規模に匹敵する。
エヌビディアは、マイクロソフトを追い抜いた2025年6月以来、時価総額1位の座を維持してきた。昨年10月には史上初めて時価総額5兆ドルを上回ったが、その後はAIに対する投資家心理が変動する中で株価の上昇は鈍化していた。アップルは過去10年間の大半で時価総額首位の座を維持しており、2011年にエクソンモービルを追い抜いて以来、マイクロソフトと周期的に順位を入れ替えてきた。エヌビディアが時価総額でアップルを抜き、マイクロソフトに次ぐ第2位となったのは2024年6月のことであり、その2週間後には両社を追い抜いて初めて世界最大の企業となった。



