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アジア

2026.07.18 01:52

「618」中国スマホ販売失速が示す、2026年の世界市場への警鐘

Adobe Stock

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中国市場からのデータは、主要なセール期間におけるスマートフォン販売の減速を示している。消費者が新しい携帯電話を購入する際、価格の上昇と割引特典の減少に直面した。これは、2026年の残りの期間、世界の市場でも繰り返されるパターンだ。

スマートフォン市場の縮小と中国の小売トレンド

「618ショッピングフェスティバル」期間中における中国のスマートフォン販売台数の前年同期比13%減少は、ハードウェアコストの上昇によって引き起こされた、世界的な消費者購買行動の構造的変化を示唆している

カウンターポイント・リサーチ(Counterpoint Research)の中国市場に関する調査の詳細は、1カ月にわたる「618ショッピングフェスティバル」期間中のスマートフォン販売台数が前年同期比で13%減少したことを示している。これは、業界全体で継続的なトレンドとして認識されるだろう。ただし、一律の減少ではなかった。Honor(オナー)とシャオミ(Xiaomi)はともに2桁のマイナスとなった一方、主要メーカーの中で唯一、ファーウェイ(Huawei)だけが成長を記録した。同社には強力な国内エコシステムがあり、それが貢献したとみられる。

主な要因は、端末価格の上昇だ。メモリーやストレージ用の半導体サプライヤーに対する需要の増加により、すべての製品ポートフォリオで原材料費(BOMコスト)が押し上げられた。最近のホルムズ海峡の封鎖は、シリコン製造に必要な原材料に異例の圧力をかけた。

後者の影響は今後数カ月で薄れる可能性があるものの、急速に拡大する人工知能(AI)サーバーの需要によるメモリーやストレージへの需要がすぐに消えることはない。

中国のメーカーは、欧米市場で見られるいくつかの手法を採用している。新型モデルの一般的な値上げに加え、部品コストの上昇を補うために、既存の旧型モデルも値上げされた。割引は実施されたものの、2025年ほど手厚くはなく、対象となるモデルも限られていた。

世界のスマートフォンとプレミアムモデルの投入戦略

企業向けAIサーバー分野におけるメモリーおよびストレージ部品への根強い需要は、消費者向け端末の基本的な製造コストを永続的に押し上げている

業界が夏の新作発表シーズンを迎える中、メーカー各社によるこうした動きがさらに見られるようになるだろう。サムスン(Samsung)のGalaxy Z Foldシリーズ(Z Fold8、Z Fold8 Wide、Z Flip8を発売予定)は、折りたたみスマホが標準的なストレート型(キャンディバー型)スマートフォンよりも高級品とみなされているため、こうした影響を多少は免れるだろう。しかし、Honorの「Magic V6」など、他の折りたたみスマホが受けている高い評価を考えると、サムスンがこの分野を独占できるわけではない。

グーグルの「Pixel 11 Pro」と「11 Pro XL」も、ある程度の影響を免れる。Pixelシリーズは市場を牽引する主要ブランドではないものの、主要市場においてアップルやサムスンに次ぐ選択肢として見なされるだけの十分な注目を集めている。この環境下におけるグーグルの価格戦略を最もよく物語るのは「Pixel 11」かもしれない。これはミドルレンジをターゲットにしたより安価な端末であり、中国市場でまさに落ち込みを見せている価格帯だからだ。

アップルは「iPhone 18 Pro」と「18 Pro Max」の値上げに踏み切るとみられており、一部のアナリストは最大200ドル(約3万円)の値上げを示唆している。アップルは強固に統合されたクラウドサービスを提供しており、Android(アンドロイド)エコシステムに比べて収益化が容易であるため、ユーザーがスマートフォンを所有する期間全体を通じて、価格の変動をより柔軟に吸収できる。

新たな市場におけるチャンス

より新しい端末デザインが消費者に届くにつれ、AIがスマートフォン製造に与える影響は2026年に加速している。旧型のデバイスや部品の在庫は底を突き、新たに製造されるものはすべて原材料費が高くなる。中国市場は市場が縮小していくことを示しているが、個別のメーカーやモデルが輝きを放ち、成長を見出す余地は依然として残されている。

forbes.com 原文

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