経済・社会

2026.07.21 12:00

持ち家も終身雇用も無理な現実、Z世代が模索する新しい大人のカタチ

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同時に、関係性は人間に限定されなくなっている。若者たちは感情的な支えとしてAIパートナーを利用しており、単身世帯は現在、世界で最も急速に増加している世帯タイプとなっている。こうした状況において、企業は2つのアプローチを検討すべきだ。第一に、若者たちが現実世界でつながるのを支援すること。第二に、従来の標準的な家族の枠組みにとどまらない個人を包摂し、受け入れる姿勢を示すことだ。

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流動的な未来

暗いニュースばかりが流れる世の中だが、見方を変えれば、私たちは人類史上最も恵まれた時代に生きているとも言える。一般的に、私たちは過去の人々よりも長生きし、健康で、安全で、豊かで、平和な生活を送っている。

1900年当時、世界の平均寿命は32歳だった。国連の推計によると、2026年時点で世界の平均寿命は約73歳に達している。疾病への対策、生活の質の向上、および何十億もの人々を貧困から救い出す上で、私たちは多大な進歩を遂げてきた。しかし、寿命が延びたことで、過去の世代に比べて富や権力の移転スピードは鈍化している。

米国では、ベビーブーマー世代が人口に占める割合が20%にすぎないにもかかわらず、国の富の52%を支配している。ビジネス界では、取締役会の平均年齢は60歳である一方、世界人口の50%は30歳未満だ。そして政治に目を向けると、30歳未満の政治家は全体の3%にも満たない。

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つまり、意思決定を行う者と、その決定によって未来が最も左右される者との間に、大きな乖離が存在しているのだ。

若者たちは、政府や意思決定者が人口の大部分よりも著しく高齢であるシステム、すなわち「長老支配(ジェロントクラシー)」の下で生きている。多くの若者が、自分たちの手で未来を形作ることができないと感じている。

同時に、ベビーブーマー世代がより長く職場に留まり続けることが障壁となり、将来の世代のキャリア機会を停滞させ、制限している。若者たちは地政学的緊張、経済的不確実性、環境破壊の影響を最も受けやすい立場にありながら、政策や自分たちの未来を決定づける立場からは最も遠ざけられているのだ。

米PR大手のEdelman(エデルマン)が実施する信頼度調査「2026 Edelman Trust Barometer(2026年版エデルマン・トラストバロメーター)」によると、世界全体で「次世代が今よりも豊かな暮らしを送れるようになる」と信じている人はわずか32%にとどまる。歴史的に見ても、Z世代が政府やメディア、大企業などの伝統的な組織に対して示す信頼度は低い。それは単に、それらの組織が彼らのために機能していないからだ。今後、人々の信頼を勝ち取る企業とは、次の時代の主導権を若者たち自身に手渡す企業となるだろう。

forbes.com 原文

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