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2026.07.21 12:30

人材採用プロセスで重視されつつある、「IQ以外の知能」とは

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実践的知能の育て方と活用法

ここで正確に区別しておく必要がある。すべての暗黙知が同じように働くわけではないからだ。一部の暗黙知は極めて特定の分野に限定されている。つまり、1つの会社、1つの業界、あるいは特定の性格に強く結びついている。これこそが、ある組織で非常に優秀だったマネージャーが別の組織に移った後、最初の1年を手探りで過ごすことも珍しくない理由だ。そのマネージャーの優秀さを支えていた直感は特定の環境に合わせて調整されていたものであり、根底にある才能が移されたからといってその調整が自動的に引き継がれるわけではない。

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だが研究者たちは、日常的あるいは「常識的」な暗黙知の測定法とひとくくりにされることもあるが、特定の職業ではなく日常生活で築き上げられたこの能力の一般的な側面を特定するために特別に設計された測定ツールを開発・研究してもきた。

この一般的な暗黙知はあらかじめ用意された答えのようなものではない。むしろ、結果に気づく習慣、場の空気を正確に読む能力、相手によってどの程度率直に接するかを調整する能力、そして立てた仮説が間違っているとわかったときに素早く修正する能力といった資質に近い。

教師だった人が管理職に転身して予想外に対立の処理に長けていたり、長年にわたって聴衆の反応をリアルタイムで読み続けてきた音楽家が驚くほど有能な交渉者になったりするのはこうした理由からだ。

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つまり、引き継がれるのは特定のプレイブックではない。その時の状況に応じて、素早く新しいプレイブックを作り上げるという根底にあるスキルなのだ。

実践的知能についての論点

実践的知能が一般知能とは完全に独立した能力で、IQと同じくらい重要でありながら別の領域を形成していると結論づけられれば話は分かりやすい。

現在の研究結果はそれほど単純明快な結論を裏付けるには至っていない。専門誌『Intelligence』に2003年に掲載された研究はこれまでで最も本格的な反論を提起した。20年以上前の研究ではあるが、今なお実践的知能を支持する研究者たちが答え続けなければならない重要な論点となっている。

その研究はある程度の根拠に基づき、実践的知能と称されるものの多くはそれ自体が完全に独立した特性というよりは、依然として一般的な認知能力や単に積み重ねられた経験と大きく重なっていると主張した。この議論はいまだ決着しておらず、科学的な見地から公正に論じるのであれば、この点を曖昧にせず率直に認めるべきだ。

より慎重に証拠を見ていくと、範囲は狭いものの依然として有用なことが一貫して示されている。それは一般知能との正確な関係がどうであれ、その場の状況を正確に読み取り、適切に対応する能力は時間的制約下での純粋な推論能力のスコアだけではしばしば捉えきれないような形で現実世界での成果を予測するということだ。

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翻訳=溝口慈子

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