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健康

2026.07.17 09:21

亡くなったCEOは目標を達成できない。経営幹部が健康管理を最優先すべき理由

Adobe Stock

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私は、複雑なビジネス課題の解決には長けているものの、自身の健康管理には苦慮している、聡明で意欲的な何千人ものCEOたちと仕事をしてきた。何十年もの間、私はこうした優秀な人々が、燃え尽き症候群から深刻な病気の診断に至るまで、健康を疎かにした結果に苦しむ姿を目にしてきた。あえて厳しい現実を突きつける必要があるとき、私は彼らにこう言う。「亡くなったCEOは目標を達成できない」と。これは冷酷な現実だが、主体的に健康をマスターすることの絶対的な必要性を痛感させる言葉である。これは利己的なことではない。自身のウェルビーイングを最優先にすることで、CEOはチームや家族、そして組織に対して、最高の自分を示すことができるのだ。

CEOが健康管理を最優先できない2つの落とし穴

健康管理を最優先にする上で、CEOから最もよく聞く最大の障壁は「時間がない」という言葉だ。しかし現実には、推奨される7〜8時間の睡眠をとった後でも、1週間に約100時間の起きている時間がある。では、なぜCEOは健康をマスターすることを避けるのか。その大部分は、エゴに起因している

多くのCEOは、悪い診断結果が出ることを恐れ、医師の診察を避ける傾向がある。彼らは、体に何が潜んでいるかを知りたくないのだ。その恐怖はエゴ主導の反応であり、事態を破滅的に捉えて最悪の事態を信じ込ませようとする、私たちのネガティブな脳の仕業である。しかし、知らないままでいても何も解決しない。体に何が起きているかを知って初めて、対策を講じることができるのだ。

また、エゴはCEOが弱さを見せたり、助けを求めたりすることを妨げる。CEOはすべての答えを持ち、決して弱みを見せてはならないという深く根付いた思い込みが、自身の苦しみを認めることを極めて困難にしている。これがストレスに起因する健康問題を悪化させ、本当に必要なサポートを求める意欲をさらに削ぐ結果となる。

主体的に健康をマスターするための日々の習慣

CEOに健康管理をコーチングする際、私は3つの日々の習慣に焦点を当てる。これらを日常に取り入れることで、自分をケアすることが規律として定着しやすくなる。まずは、健康のために毎日1時間を確保することから始まる。運動であれ、メンタルフィットネスであれ、健康的な食事であれ、重要なビジネスミーティングと同じようにスケジュールに組み込む必要がある。

次に、睡眠だ。多くのCEOは、いかに短い睡眠時間で済むかを自慢するが、これは破滅への第一歩である。推奨される7〜8時間の睡眠をとっていなければ、老化プロセスを加速させ、心血管疾患からメンタルヘルスの問題に至るまで、健康上のリスクを高めることになる。また、睡眠不足はCEOとしてのパフォーマンス低下を意味する。睡眠不足は意思決定を妨げ、感情の起伏を激しくし、職場で冷静さを保つことを困難にするのだ。

最後に、シャザド・シャミネの名著『Positive Intelligence』で紹介されている手法、「PQ(ポジティブ・インテリジェンス)レップ(反復練習)」を取り入れることを勧める。PQレップは、注意をリセットして「今この瞬間」へと向け直すマインドフルネスの実践である。1回10秒のPQレップを1日に100回行うことで、心を落ち着かせ、神経系を鎮め、インスピレーションに満ちた脳にアクセスするよう精神を鍛えることができる。これにより、周囲の人々や状況に対して、感情的に反応するのではなく、適切に対処できるようになる。

健康なCEOが、健康な組織をつくる

私は以前、50歳のCEOをコーチングしたことがある。彼は人生で初めてパニック発作を経験していた。彼は自分を追い込みすぎ、メンタルのウェルビーイングを疎かにしていた。睡眠は不足し、出張を繰り返し、ストレスをコントロールするために過度にお酒を飲んでいた。医師のサポートと、ポジティブ・インテリジェンスの実践を学ぶことで、彼のパニック発作は解消された。その取り組みは、彼のリーダーシップアプローチをも変え、結果としてより大きな影響力を持つCEOへと成長させた。

彼のストーリーは、自分自身のケアをすることが利己的なことではなく、周囲のすべての人へと好影響を広げていくものであることを思い出させてくれる。健康を第一優先にすれば、燃え尽き症候群の悪循環を断ち切り、家族やチーム、そして組織全体にとっての強力な模範となることができる。亡くなったCEOは目標を達成できない。しかし、健康なCEOは目標を達成するだけでなく、より効果的にリーダーシップを発揮し、周囲のすべての人々にインスピレーションを与えることができるのだ。

forbes.com 原文

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