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暗号資産

2026.07.17 15:00

ブラックロックCEOが示す、ビットコインと暗号資産の12カ月価格予想

Tada Images - stock.adobe.com

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ビットコインと暗号資産の価格は2026年に入って急落し、市場全体から約2兆ドル(約324兆円。1ドル=162円換算)が消失した。ビットコイン価格が1ビットコインあたり6万ドル強へと暴落したことで、暗号資産に対する信頼が揺らいでいる。

そうした中、ブラックロックCEOのラリー・フィンクは、今後12カ月間の市場に対して非常に強気であると述べた。

フィンクはCNBCに対し、2025年10月に史上最高値12万6000ドル(約2040万円)を記録して以降、ビットコイン価格が急落していることについて説明し、こう語った。「私は常にビットコインや暗号資産におけるレバレッジを懸念していた」。

「レバレッジをかけたプレーヤーが多すぎた。それが、今回の調整(ウォッシュアウト)が起きた理由であり、現在の水準ではより安定性が増していると考えている。私は今後12カ月間の市場について非常に強気だ」。

フィンクの発言は、ブラックロックが第2四半期決算を発表した後のことだ。売上高は前年同期比31%増の71億ドル(約1.15兆円)。ウォール街の投資家やアナリストが注視する重要指標である調整後営業利益率は、46%近くまで上昇し、約5年ぶりの高水準を付けた。

世界最大級の資産運用会社ブラックロックは現在、過去最高となる15兆3000億ドル(約2480兆円)の顧客資産を運用している。ウォール街の予想を上回る資金流入に支えられており、その大部分を牽引したのがETF(上場投資信託)事業のiシェアーズ(iShares)だ。iシェアーズには、市場をリードするビットコインETFである「IBIT」も含まれる。

フィンクはこれまで、暗号資産を活用した金融市場のトークン化について、到来しつつある「革命」と繰り返し表現してきた。同社のビットコインファンドは、ウォール街およびグローバル市場のデジタル化に向けた、ブラックロックの第1歩と位置づけられている。

フィンクは人工知能(AI)のデータセンターやコンピューターチップの構築にも言及した。「これは金融における次の革命になるだろう。米国の資本市場がこうした新技術に資金を提供する能力を備えているという強みがあるからこそ、米国や世界のその他の地域が新技術のリーダーになれるのだ」と述べた。

先月、ブラックロックのグローバル固定利回り最高投資責任者(CIO)であるリック・リーダーも、市場の先行きに強気な見方を示していた。根拠として挙げたのは、間もなく再配分されようとしている最大9兆ドル(約1460兆円)の資金だ。

「傍観しているキャッシュが非常に多く存在している」。かつてリーダーは、ビットコインは世界の安全資産として金(ゴールド)に取って代わりつつあると述べていた。今回ブルームバーグに対し、スペースXによる記録的な新規公開株(IPO)が市場にモメンタムをもたらしていることや、米国とイランの和平合意によって主要な地政学的なリスク要因が取り除かれるとの期待から、その動きが加速していることを指摘した。

「それが実現すれば、突然キャッシュが解き放たれることになる。特に良いニュースが流れ、『自分も市場に参入できる』と人々が判断したときだ。それが起これば、極めて爆発的な展開になるだろう」。

forbes.com 原文

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