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北米

2026.07.17 08:00

トランプの年収、2025年は約3890億円──大統領復帰後に3倍以上急増

ドナルド・トランプ米大統領。2026年6月24日、米ホワイトハウスの大統領執務室にて(Andrew Harnik/Getty Images)

2期目への期待と当選が、2024~25年の収入を大きく押し上げる

前回大統領選が行われた2024年、トランプは約7億6000万ドル(約1231億円)の年収を獲得した。このうち約6000万ドル(約97億円)は新事業ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)に関連する暗号資産トークンの販売によるもので、同事業はトランプが2期目の当選を果たした後にようやく軌道に乗った。また、約6000万ドル(約97億円)は国際的なライセンス事業から、約8000万ドル(約130億円)はマールアラーゴから得た収益で、いずれもトランプの2期目就任の見通しが高まったことで業績を伸ばした。こうした政治的な要因による臨時収入がなければ、トランプの2024年の年収は6億5000万ドル(約1053億円)近く、つまり1期目の任期中に稼いだ額と同程度にとどまっただろう。

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2025年にトランプがホワイトハウスに戻ってくると、仮想通貨の価格は急騰した。これは主に、大統領が業界に優遇措置を講じるという耳に心地よい約束をしたおかげである。就任の3日前、トランプは自身の名を冠したミームコイン「$TRUMP」を発売した。その細則には、このミームコインの購入を投資とみなしてはならないと明記されていたが、それでも多くの人が投資した。ミームコインだけでなく、ワールド・リバティのトークンにもだ。「$TRUMP」はこの年、最終的にトランプに約6億3500万ドル(約1029億円)の収益をもたらし、ワールド・リバティからはさらに8億ドル(約1296億円)近い収益が得られた。

ミームコインは最高値から98%下落、粗悪品が迎える当然の結末

その後、トランプの暗号資産関連の価値はピーク時から急落。ミームコインの下落率は最高値対比で98%減を記録している。これは、トランプの個人的な巨額収入が、賢明な政策や大統領として卓越した手腕に基づいたものではなく、市場全体を押し上げる上昇相場によるものでもなかったことを如実に物語っている。

むしろ、それは大統領執務室の照明効果を利用したブランディングキャンペーンの成果であり、今や当然の結末を迎えつつある。結局のところ、粗悪な製品はあくまで粗悪な製品にすぎないのである。たとえそれが米合衆国大統領によって売り出されたものだとしても。

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forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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