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リーダーシップ

2026.07.17 13:00

最も競争力のあるプロフェッショナルは、経験を「学びの土台」として活用する

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競争力のある人は経験をうまく活かす

このテーマに関して特に印象に残っている対話の1つは、米ノースイースタン大学のエグゼクティブ教育担当副学部長で特別教授でもあるローラ・ファン博士とのものだ。ファンの研究は認識や人々がどのように困難を強みに変えるかに焦点を当てている。ファンは人が従来の資格や実績だけに頼るのではなく、EDGE(共感、率直さ、指導、エンパワーメント)フレームワークを通じて自分の能力の受け取られ方を主体的に形づくることができると説明する。

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ファンの研究は重要な違いを浮き彫りにしている。経験だけが成功を決めるということはほぼない。経験をどのように活かすかが、自ら切り開く機会にはるかに大きな影響を与えることが多い。

ほぼ同じ経歴を持つプロフェッショナルが2人いるとして、1人は常に新しい機会を見出している一方で、もう1人は時代に取り残されることがある。その違いは多くの場合、適応力にある。1人は新しい状況にもこれまでと同じ方法で臨むのに対し、もう1人は過去の経験を出発点としながらも新しい情報に対してオープンな姿勢を保っている。

優れたリーダーは学び続けて経験を重ねる

Navalent(ナバレント)の共同創業者でマネージングパートナーのロン・カルッチは、昇進後に成功する経営幹部と苦戦する経営幹部がいる理由について長年にわたり研究を重ねてきた。インタビューでカルッチは、多くのリーダーは高い専門性が認められて上級職に就くが、リーダーシップには全く異なる一連の能力が求められるためその後苦戦することになるのだと説明した。

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カルッチの研究はさらに幅広い教訓を示していると私は考えている。キャリアのある段階での成功が次の段階への準備となることは滅多にない。昇進するたびに新しい人間関係や期待、解決すべき問題が生まれる。経験さえあれば先へ進めると思い込んでいるリーダーたちは往々にして、過去に成功をもたらしたスキルだけでは将来の課題に対応できないことに気づく。

競争力を維持するリーダーは新たな課題を学びの機会として捉える。フィードバックを求め、思慮深い質問をし、自分とは異なる視点で問題をとらえる人々の中に身を置く。そうしたリーダーらは経験で自信を得る。そして好奇心を持っているために成長し続ける。

経験が依然として重要である理由

経験は常に最も多くの学びを得られるものの1つであり、今後もそれは変わらないだろう。違いは、経験は進化し続けるときにこそ最大の価値を生み出すという点にある。最も競争力のあるプロフェッショナルは経験を「すでに答えを持っている」という証拠としてではなく、学びの土台として活用している。

過去の成功は視野を広げてくれる。だが、次に何が起こるのかという好奇心も掻き立てるものでもあるべきだ。問い続け、自分の前提に疑問を投げかけ、すでに持っている知識に新たな知識を重ね続ける人は、他の人が成長を止めた後も自分の経験の価値をさらに高める。それは時間の経過とともに成長し続ける数少ない競争優位性の1つかもしれない。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

2026年8月号発売中

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