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2026.07.19 12:00

オラクル株は実際のところ、どこまで下がりうるのか

SDF_QWE - stock.adobe.com

回復までの期間は中央値で4カ月

下落に耐えることと、回復を待つことは別の問題だ。含み損を抱えたまま過ごす時間は、投資家の忍耐力を試す。過去の実績を見ると、オラクル株が危機前の高値を取り戻すまでにかかった期間は、中央値で約4カ月だった。とはいえ、はるかに長く待たされた局面もある。記録上最も回復が遅かったのは2014〜2016年の原油価格暴落後で、株価が完全に戻るまでに27カ月近くかかった。要するに、すぐに回復するという保証はどこにもなく、株主は待ち時間が長引く可能性を覚悟しておくべきだということだ。

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約103.35兆円の受注残と新たな試練

もっとも、かつてのオラクルと今日のオラクルは同じ会社ではない。強気派はこう見る。同社には6380億ドル(約103.35兆円)という圧巻の残存履行義務(RPO、契約済みだがまだ提供していないサービスの総額)があり、将来の収益をこれほど高い確度で見通せる企業はまれだ、と。この需要を生み出しているのは、Oracle Cloud Infrastructureから各種アプリケーションまでを一手に提供するという、AI分野における同社ならではの立ち位置である。ただし、この成長を実現するには途方もない投資が要る。同社は約400億ドル(約6.48兆円)の資金調達を計画しており、短期的には粗利益率が圧迫されるとも見込まれている。事業のファンダメンタルズについては別途詳しく検証しているが、結論として、大手の既存テック企業がAIデータセンター分野で新たな競争勢力に直面するという基本的なリスクの構図は、おそらく今も変わっていない。

組み入れ比率10%なら、ポートフォリオは4%目減りする計算

では、こうしたリスクは自分の資産にどう響くのか。具体的に考えてみよう。ポートフォリオの10%をオラクル株に充てていた場合、過去最大の40%の下落が起きれば、資産全体は約4%目減りしていた計算になる。組み入れ比率が20%なら、目減り幅は約8%に広がる。過去の実績は将来を予測するものではない。だが、自分の投資にどれほどのリスクが潜んでいるかを測る物差しにはなる。そして、投資家が自分でコントロールできるのは市場の動きではなく、どれだけ資金を投じるかという投資比率のほうだ。だからこそ、ポジションの大きさを慎重に決め、分散投資を徹底することが、このリスクを管理する基本戦略となる。

(forbes.com 原文)

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翻訳=酒匂寛

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