IBM株の急落は買いの好機なのか?
アナリストの予想が正しければ、IBM株には大きな上昇余地がある。ウォール街のアナリスト17人による平均目標株価は299.31ドルであり、これは39%の上昇余地を見込んでいる。
もっとも、アナリストは今後目標株価の引き下げを検討している可能性はある。例えば、モルガン・スタンレーのアナリスト、エリック・ウッドリングは目標株価を10%引き上げて293ドルとした。予測市場のポリマーケット(Polymarket)では、IBMが7月22日の決算で市場予想を上回る確率は、わずか25.5%と見積もられている。
筆者の見立てでは、IBMはメモリーチップ不足の状況を変えることはできない。供給不足は今後1〜2年続く可能性がある。企業は限られたIT予算をAIハードウェアへ優先的に振り向け、AIコーディングツールを活用してIBMのソフトウェアへの支出を当面の間抑える可能性がある。
もしあなたがIBMの配当を重視しているなら(同社は31年連続で増配を行っている)、この株式を保有し続けることには合理性があるかもしれない。
それでも、IBMが7月22日に発表する決算が、市場予測を大幅に上回るサプライズをもたらす可能性には疑問が残る。


