ウォーレン・バフェットは、毎年実施している恒例の寄付において、2006年以来20年ぶりにゲイツ財団を対象から除外した。代わりに、自身の子どもたちが運営する4つの財団に対し、合計約60億ドル(約9700億円)に相当するバークシャー・ハサウェイの株式を寄付することを選んだ。
米国時間7月14日に発表された声明の中で、バフェットはスーザン・トンプソン・バフェット財団にバークシャーのクラスB株900万株(約7100億円相当)を寄付すると明かした。さらに、スージー・バフェットが設立したシャーウッド財団、ハワード・G・バフェット財団、そしてピーター・バフェットとジェニファー夫妻が設立したノボ財団に対し、それぞれ100万株(各約804億円相当)を寄付するという。
バフェットは2006年以降、マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツが設立した慈善団体であるゲイツ財団に対しても毎年寄付を行ってきたが、昨年夏に数十億ドルを寄付したのを最後に、今年は同財団への寄付を見送った。
バフェットがゲイツ財団への寄付を見送る計画であることは、今年6月にウォール・ストリート・ジャーナルが初めて報じていた。同紙によると、バフェットは同財団への今後の寄付に関する決定を、早くとも感謝祭(11月後半)の時期まで先送りしているという。
同紙の報道は、バークシャーの会長を務めるバフェットが、不祥事を起こした米国の元金融業者ジェフリー・エプスタインとゲイツ財団との関係をめぐる調査結果待ちの状態であることを示唆していた。バフェットはこの問題について、財団の幹部とも連絡を取り合っているという。
現在95歳のバフェットは14日の声明の中で、「私の目標は、今後約8年以内に、保有するすべてのバークシャー株を処分することだ」と述べ、自身が保有する残りの株式について「遅くとも2034年12月31日までに、何らかの方法で自身の子どもたちが運営するこれら4つの財団に寄付する予定だ」と言い添えた。
ゲイツ財団は、フォーブスによるコメント要請に即座には応じなかった。



