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2026.07.15 09:30

TSMCの第2四半期決算が示す、2026年の見通しと投資家への示唆

kittyfly - stock.adobe.com

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台湾積体電路製造(TSMC)が、第2四半期決算説明会を米国東部時間7月16日午前2時(日本時間7月16日午後3時)に開催する。今回の決算は、AI投資をめぐる投資家の不安を和らげるか、あるいは一段と悪化させる可能性がある。この半導体受託製造(ファウンドリ)大手は、高性能AIチップの製造や、チップ間の連携効率を高める先端パッケージング技術において、他を寄せ付けない絶対的なリーダーだ。

TSMCの顧客はAI分野における設備投資の最大の牽引役であり、同社は業界を形成する需要の動向を最も近い場所で見つめている。そのため、投資家やアナリストは、AIインフラ整備の健全性と今後の方向性を推し量るべく、TSMCの業績や設備投資計画、経営陣の発言を注視している。

2026年のTSMCの勢いを評価する

2026年、TSMCは旺盛なAI関連需要を確実な増収増益へと結びつけている。同社が発表した第1四半期決算によると、新台湾ドル(NTドル)ベースの売上高は前年同期比35.1%増となった。粗利益率は前年同期の58.8%から66.2%に上昇し、希薄化後1株当たり利益(EPS)の58.3%増を支えた。設備投資額は前四半期をわずかに下回ったものの、前年同期比では6%増となった。

AIソリューションを含む同社の高性能コンピューティング(HPC)部門は、売上高全体の61%を占めた。これに次ぐ規模となったのはスマートフォン部門で、売上高の26%を占めている。

TSMCの財務スナップショットと今後のマイルストーン

TSMCは新台湾ドルで決算を発表しており、四半期の業績数値を米ドルに換算する際には加重平均為替レートを使用している。米国市場で取引されている証券はADR(米国預託証券)であり、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に「TSM」のティッカーシンボルで上場している。ADR1口は普通株5株に相当するため、EPS(普通株ベース)とADR1口あたり利益はそれぞれ異なる数値となる。

このページの表は、第1四半期の主要な財務指標と、2026年通期の売上高、粗利益率、設備投資額の予測値をまとめたものだ。

次ページ > TSMCの2026年下半期ガイダンスで注目すべき点

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