今週はいよいよ、夏を代表する流星群が三日月の宵に降り始める。
14日は新月で、月が地球と太陽の間に入って私たちの目から姿をくらます。その後、月は日没後の宵の空に細く儚い姿で戻ってきて、しし座の1等星レグルス、「宵の明星」の金星と共演する。月の影の部分(夜側)がうっすら光って見える「地球照」と呼ばれる現象を肉眼で観察できる絶好の機会だ。折しも「三大流星群」のひとつで見逃したくない夏の風物詩となっている「ペルセウス座流星群」の活動も始まる。
2026年7月14日からの1週間の夜空の見どころを紹介しよう。
7月14日(火):新月
新月の瞬間「朔」が訪れるのは日本時間午後6時44分。月は地球と太陽の間に位置し、太陽光に照らされた「昼」の側は地球に背を向けている。深宇宙の天体(星雲や星団、銀河)を観察するなら、この1週間で今夜が最も理想的だ。月明かりがないため、光害の影響の少ない場所では天の川が昇ってくる様子がよく見える。夜遅く~夜半過ぎの眺めはとりわけ見事だ。
7月16日(木):三日月と地球照
日の入り約45分後に西の低空に目を凝らしてみよう。月齢2の繊細な三日月がかかっている。影の部分がうっすらと淡い光を伴っているのが見えるだろうか。これは、地球が反射した太陽の光が月面の夜の部分を照らしているもので、「地球照」と呼ばれる現象だ。三日月の左上方には、「宵の明星」の金星が明るく輝いている。
7月17日(金):細い月と宵の明星
日没後の西の空で、地球照を伴った細い月と明るい金星が接近して見える。金星はこの夏の間ずっと、宵の空の主役として輝き続ける。



