猛暑日でもスーツでなければ失礼だと、熱中症で倒れそうになりながらもネクタイを締め直すあなたに朗報がある。全国調査によって、真夏にはフォーマルな服装が求められていないことがわかった。
オンワードホールディングスのコーポレートコミュニケーション室は、20〜60代の男女467人を対象に、「猛暑で変わる仕事服に関する意識調査」を実施した。それによると、猛暑日の仕事服が「きちんと見える」ために大切な要素として、62.3パーセントが「清潔感」を、37.9パーセントが「涼しげに見える」こと、35.8パーセントが「シワの少なさ」を挙げた。「フォーマルさ」と答えた人は、わずかに16.7パーセントだ。

つまり、フォーマルでなくても、清潔感があって、涼しげで、シワがない服装なら、大半の人に受け入れてもらえるということだ。

実際に、猛暑日の仕事服を選ぶ際、正装感よりも清潔感を選ぶようになった人は、男性で66.3パーセント、女性で52.3パーセントにのぼる。また、快適さを身だしなみの一部だと考えるようになった人は、男性で67.4パーセント、女性で61.4パーセントとなった。多くの人の意識が、何が何でもビジネススーツという考えから変化していることがわかる。

さらに、猛暑日のカジュアルな服装で出社することへの抵抗感について尋ねると、「かなり減った」と「やや減った」が全体では52.3パーセントとなり、とくに20代では74.3パーセントにまで達した。
こうした傾向は、今後さらに強まっていくことが予想される。猛暑日の仕事服について、これから広がっていくと思われる考え方を聞くと、「清潔感があれば軽装可」、「健康・安全を優先」、「場面に応じて柔軟に」などが挙げられている。

社会人にとって、スーツにネクタイはどこに出ても失礼にならない安心の服装だ。だが今や、それは万能ではなくなった。猛暑日にスーツを着込んで汗だくになって取引先に顔を出せば、失礼がないどころか、逆に「命の危険を冒してまで、そんな服装で来なくても」と先方に多大な心配をかけてしまう恐れがある。
猛烈に暑い日は、むしろ清潔感があって涼しげでシワのないオフィスカジュアルが、周囲の人たちにも不快感を与えない正しい選択になるということだ。
出典:ONWARD「猛暑で変わる仕事服に関する意識調査」



