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2026.07.14 09:00

オラクル株が最高値から50%近く暴落、エリソン会長は富豪ランキングで2位から8位に転落

Phillip Faraone/Getty Images

Phillip Faraone/Getty Images

米国時間7月13日、オラクル会長のラリー・エリソンが世界の富豪ランキングで8位に転落した。同社のAI支出をめぐる懸念が高まる中、1カ月にわたる株価下落でエリソンの資産はほぼ半減し、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOの後塵を拝す結果となった。

13日午後の時点でオラクルの株価は約5%安となり、133ドルを割り込んだ。6月1日に付けた日中最高値250ドルからの下落率は47%に達している。

フォーブスの試算によると、オラクル株の約40%を保有するエリソンの資産額は現在80億ドル(約1.3兆円。1ドル=162円換算)減の1752億ドル(約28.4兆円)となり、フアンの資産額(約28.6兆円)を僅差で下回った。フアンの資産額も、エヌビディア株が3.4%下落したことで60億ドル(約9700億円)減少している。

エリソンは6月1日の時点でイーロン・マスクに次ぐ世界2位だったが、それ以来、彼の資産額は1248億ドル(約20.2兆円)減少した。

多くのアナリストがオラクルのAI関連支出に対して疑問を呈している。同社は今会計年度で700億ドル(約11.3兆円)を支出する見通しを示したが、この数字が最大で250億ドル(約4兆円)上振れする可能性も示唆した。メリアス・リサーチのアナリストらは先週のノートの中で、OpenAIやアンソロピックがさらに計算能力の増強を続けない限り、同社の支出計画は維持できない可能性があると指摘している。

9日、S&Pグローバルはオラクルの格付けを引き下げ、「急速に拡大する」同社のAIインフラビジネスは実を結ぶ可能性はあるが、支出の増加によって当面は財務体質が弱まる恐れがあると主張した。

オラクルの時価総額は昨年9月に8771億ドル(約142.9兆円)のピークに達して以降、4940億ドル(約80.2兆円)減少している。13日時点の時価総額は約3830億ドル(約62.5兆円)だが、5月末の時点では約6490億ドル(約105.1兆円)を記録していた。

13日にはスペースXの株価も約5%安となり、イーロン・マスクの資産額は同社の上場以来はじめて9000億ドル(約145.8兆円)を割り込んだ。この株価下落により、マスクの資産は457億ドル(約7.4兆円)減の8716億ドル(約141.1兆円)と推定されている。

他のテック大手と同様に、オラクルもクラウドやAI製品の開発に向けた取り組みを強化してきた。また、オラクルの積極的な戦略を反映し、その受注高が6600億ドル(約106.9兆円)を超えるとの予想もあったことから、6月上旬の最新決算発表を前に同社の株価が一時的に急騰する場面もあった。結果的に四半期の売上高と利益は市場予想を上回ったものの、バイタルのアナリストを務めるアダム・クリサフルが「失望的」と評した今年度の売上見通しは市場の期待を裏切った。クリサフルは、売上見通しが従来予想の900億ドル(約14.6兆円)に据え置かれたことを受け、ブロードコムと同様に「投資家を失望させる」結果となったと論じていた。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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