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2026.07.16 09:15

ステルス値上げは絶対ノー消費者が値上げを納得する唯一の条件

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ものの値上げが続いているが、ちょっと前まで長引くデフレによって製造業者や小売業の利益率が圧迫されていた反動かと思えば、わからなくもない。また原油や原材料費の値上げや円安によってやむを得ず値上げに踏み切る企業の状況は、同情に値する。でも、やっぱり好景気下での購買意欲の高まりが牽引する「よいインフレ」とは違い、釈然としない部分が多い。システムリサーチが実施したアンケート調査の結果からも、そうした消費者の複雑な気持ちが見えてくる。

システムリサーチが全国の20〜60歳の男女200人を対象に行った商品の値上げに関するアンケート調査では、商品の値上げに対して「納得できる」、「ある程度納得できる」と答えた人は47.5パーセント、「あまり納得できない」、「納得できない」と答えた人が52.5パーセントと拮抗した。

納得できない理由を尋ねると、1位は「内容量が減った」だった。価格はそのままで内容量を減らす、いわゆる「ステルス値上げ」への不満が示された。さらに「値上げの理由がわからない」、「値上げしたうえに品質も下がった」などと続く。

たしかに、ステルス値上げは騙されたような気になる。値段が同じなら中身を減らしたり品質を下げても消費者は喜んで買うと思われているとしたら、馬鹿にされているようで面白くない。

また消費者は、値上げされても買いたいと思う商品に、「長く使える」ものや「品質がよい」ものをあげている。ここにも、納得できれば値上げも容認するという、消費者の合理的な感覚が反映されている。

調査では最後に、値上げをする企業に期待することを聞いている。そのトップ3は「品質を維持してほしい」、「値上げの理由を説明してほしい」、「内容量を維持してほしい」となった。

値上げの理由は「諸般の事情により」なんていう木で鼻をくくったような説明では、消費者は納得しない。またここでも、品質と内容量の維持を望む声が強い。とにかく、ステルス値上げは受け入れられないということだ。

値上げをする企業には、なるべく詳しく理由を説明してほしい。そうすれば、諸般の事情を十分に理解した消費者は、「喜んで」とまではいかずとも、ある程度納得して商品を買うであろうことが、この調査から見てとれる。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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