マウイ島でリモートワークをすることを夢見たことはないだろうか。あるいは、パジャマ姿で仕事をこなし、ウサギのスリッパを履いてプロジェクトの締め切りに間に合わせるのが素晴らしいと考えてきたかもしれない。そこで、新卒者へのアドバイスがある。初めての本格的な仕事を探しているなら、リモートワークは避けて出社勤務の仕事を選ぶべきだ。
気持ちはよくわかる。何年もの間、リモートワークこそが正解だと教えられてきたはずだ。しかし、果てしないノマド的な自由は、特にキャリアをスタートさせたばかりの時期において、ハイブリッドワークや出社勤務の経験がもたらすような正当な優位性を必ずしも与えてはくれない。頭角を現したいのであれば、他人の目に留まる必要がある。そして、それを実現する最も手っ取り早い方法は、実際にオフィスに足を運び、蛍光灯の下で働くことだ。
オフィス回帰が進む理由
出社勤務が最も不人気であることは承知している。実際にギャラップの調査によると、選択肢が与えられた場合、あらゆる年齢層において出社勤務は最も人気のない選択肢であり続けている。しかし、その人気という基準が過大評価されているとしたらどうだろうか。
新卒者であれば、完全に出社が必要な職種を目指すことで、競合に対して優位に立つことができる。なぜなら、自分のキャリアを切り開いてくれる適切な人々の前に身を置くことができるからだ。出社勤務はそのチャンスを与えてくれる。だからこそ、物理的な距離を縮めて存在感を示すことは、2026年において最も過小評価されているキャリア戦略かもしれない。
激しい競争に直面する新卒者
この新卒の世代は、上の世代よりも厳しい競争に直面している。実際、ジップリクルーターの「2026年卒業生レポート」によると、調査対象となった新卒者の72%以上が、起業、ギグワークへの挑戦、フリーランスの機会の模索、あるいは技能職での就職など、代替となる雇用オプションを積極的に検討していると回答している。
同レポートはさらに、別の事実も明らかにしている。87%以上が、最初の就職先を確保する道を切り開く上で、ネットワーキング(人脈構築)こそが自身の強みだったと回答したのだ。競争が苛烈であるにもかかわらず、ほとんどの回答者がネットワーキングの重要性と、それがキャリア初期に与えた影響を認めている。そしてそれは、コンピュータの画面の外でつながりを築くことを意味している。
今日の求人市場では、人々の目に留まる必要がある。だからこそ、その視認性を高めるためには、出社勤務という選択肢が最善の策となるのだ。
実際に出勤することで得られるもの
オフィスに足を運び、対面で仕事をすることは、そこに存在感を示すことになる。それだけで、キャリアアップの機会が大きく広がる。結局のところ、人気のないルートを選んでオフィス環境で働けば、その場にいる数少ない新卒者の一人になれるかもしれない。人々はあなたに注目し、その才能やスキルに気づき始めるだろう。
もちろん、すべてのオフィス環境がメンター制度やキャリア開発の機会を豊富に提供してくれるわけではない。しかし、飽和状態の求人市場においては、小さな池の大きな魚になる方法を見つけることが最善の策となる場合もある。そして、完全に出社勤務の職に就くことは、まさにその池になり得るのだ。
誰も語らない昇進の問題
マネージャーは、あなたが5か月前にいかに見事に会社を救ったかを覚えているわけではない。だからといって、彼らが注目していないという意味ではない。実際、彼らはあなたの実績についてノート一冊分もメモしているかもしれない。しかし、マネージャーは「近接性バイアス(物理的に近くにいる個人を評価しやすい傾向)」に影響されやすい。そして調査によれば、この種のバイアスは悪化する一方であることが証明されている。
グラスドアの「2026年ワークライフ・トレンド・レポート」によると、リモートおよびハイブリッドワーカーの平均キャリア機会評価は、2020年の4.1から2025年には3.5へと低下した。多くの企業が昇進において対面勤務の労働者を優先し続けるなか、この格差は時間の経過とともにさらに広がる可能性が高い。だからこそ、大学を卒業したばかりであれば、すぐにでも最も自分の存在をアピールできる仕事を選択する必要がある。2026年において、姿を隠したままではいられないからだ。
オフィスに戻り、キュービクルを飾ろう
ミレニアル世代はリモートワークの生活をインスタ映えするものにしたかもしれないが、新卒者にとっては出社勤務の選択肢こそが最善の策かもしれない。実際、ノートパソコンの画面ではなく、自分のキュービクルを飾ることこそが、キャリアを前進させる方法になるかもしれない。2026年、新卒者にとって出社勤務の仕事はリモートワークに勝るのだ。



