ドナルド・トランプ大統領は米国時間7月12日、ホルムズ海峡について「我々の認識では開いている」と述べ、同水路は再び閉鎖されたと主張するイラン軍の宣言を一蹴した。
「開いている。私はその話をしたくない。(共和党上院議員)リンジー・グラムの生涯に敬意を表したいからだ」と、トランプはNBCの番組「ミート・ザ・プレス」の司会者クリステン・ウェルカーに語った。その後、「開いている。我々は昨夜、彼らを徹底的に爆撃した。彼らは非常に邪悪で病んだ人々だ」と付け加えた。
米国とイランは7月11日にも再び交戦した。イラン革命防衛隊が海峡内でキプロス船籍のコンテナ船をドローンで攻撃してから数時間後、米中央軍は、ドローンやミサイルの拠点を含む軍事目標140カ所を攻撃したと発表したした。
米中央軍はまた、ホルムズ海峡は「国際水路を合法的に通航しようとするすべての船舶に開かれている」と主張した。これは、ホルムズ海峡の管理を担うため5月に設置されたイラン政府機関、ペルシャ湾海峡管理機構の声明と食い違う。
7月12日遅く、トランプはCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」に出演した。ホルムズ海峡について「我々の認識では開いている」と述べたが、紛争に関するそれ以上の質問には答えなかった。
トランプ、ほとんど詳細を語らず
トランプは7月12日朝に行われたNBCとCNNのインタビューでは、中東での直近の作戦についてほとんど詳細を語らなかった。インタビューは、サウスカロライナ州選出の共和党上院議員リンジー・グラムの突然の死に焦点が当てられた。
NBCの「ミート・ザ・プレス」でトランプは、イランが「昨日、合意に同意した。我々にとって完璧な合意だ。核なし、これなし、あれなし、何もなし。彼らはすべてを放棄した。ところがその後、彼らは部屋を出ていき、、1時間もしないうちに船に向けてドローンを発射した」と主張した。CNNの「ステート・オブ・ザ・ユニオン」でも同様の説明をし、司会者のジェイク・タッパーに対してこう語った。「我々は昨夜、彼らを非常に激しく攻撃した。昨日、彼らとは合意していて、彼らはすべてを放棄するところだった。それなのに突然、その2時間後に彼らはドローンで船を攻撃した。私は『この人たちは何かおかしい』と言った」。
先週、トランプは6月に署名されたイランと米国の停戦が「終わった」と宣言した。ただし、イランの交渉担当者との和平協議は継続すると主張した。それでも、この発表は国際市場に衝撃を与えた。イランは2月に始まった戦争中、ホルムズ海峡を事実上封鎖し、原油価格を急騰させた。米国はイラン船舶に対する海上封鎖で応じた。
原油の価格動向が、投資家がどう受け止めているのかを示す
原油先物は、米東部夏時間7月12日午後6時に週明けの取引を開始する。ホルムズ海峡が世界の石油市場にとって極めて重要であることを踏まえると、その値動きは、投資家が今回の状況をどう受け止めているのかを明確に示す可能性がある。
7月10日の市場終了時、WTI原油は約71.50ドル、世界的な指標であるブレント原油は約76ドルで取引されていた。価格が急騰すれば、船舶が海峡を通航できるかどうかについて、投資家が懸念を抱いていることを示し得る。価格が下落するか、ほとんど動かなければ、海峡は開いたままだというトランプの保証を投資家が信頼している可能性が高い。



