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ビジネス

2026.07.13 12:30

ディズニー最大の海外「金脈」は上海 利益配当が約809億円を突破

上海ディズニーランドは、ディズニーの海外リゾートの中で最も稼ぐリゾートだ(Photo by VCG/VCG via Getty Images)

上海ディズニーランドは、ディズニーの海外リゾートの中で最も稼ぐリゾートだ(Photo by VCG/VCG via Getty Images)

ディズニーが米国以外のテーマパークの1つから受け取る利益分配の累計額が、2025年5億ドル(約809億円)の大台を突破した。最終損益の取り分で測るかぎり、本稿で紹介する施設こそがディズニーにとって海外で最も稼ぐ拠点である。

驚くべきことに、この栄誉を手にするのはディズニーランド・パリではない。同パークは、米国以外のディズニーパークの中で最大の売上高を誇るにもかかわらずだ。親会社への利益配分で他のどの海外パークをも上回り、王座に就いたのは上海ディズニーランドだった。リゾートの扉が開いてから10年、その累計は5億1620万ドル(約836億円)に達し、海外の他のディズニーパークを凌駕している。

「本物のディズニーでありながら、独自に中国的である」

上海の東端に位置する広大な敷地には、2つのホテル、湖、エンターテインメントエリア、そしておとぎ話をテーマにしたパークが収まっている。ディズニーの元最高経営責任者(CEO)であるボブ・アイガーが「本物のディズニーでありながら、独自に中国的である」と表現したことで有名だ。

そう呼ばれるだけの理由がある。設計を担ったのは、想像力と工学を掛け合わせた呼び名で「イマジニア」と称される技術者たちで、米国のディズニーパークをそのまま模倣するのではなく、上海の施設を現地市場に合わせて仕立て直した。パークの配置からアトラクションの顔ぶれ、さらには幅広く揃えた中華料理に至るまで、すべてが作り替えられている。

2024年の入園者数は1470万人に増加、2025年11月に1億人目の来園者を迎える

このアプローチは強力な魔法をかけ、上海ディズニーは2025年11月に1億人目の来園者を迎えた。そして歩みを止める気配はない。先月開催された開業10周年の記念イベントで、同リゾートは、急増する需要に対応するため、敷地内に3棟目となるホテル「ディズニー・エンチャンテッド・スター」を建設中であり、さらに4棟目の開発も進めていることを発表した。

テーマ・エンターテインメント協会(TEA)の最新データによると、上海ディズニーランドの2024年の入園者数は、前年比5%増の1470万人に達した。アカデミー賞を受賞した3Dアニメーション映画『ズートピア(Zootopia)』をテーマにした新エリアのオープンが牽引したという。これにより、同パークは世界で5番目に入園者数の多いテーマパークとなった。だが、ディズニーの最終利益に与えるその魔法のような影響力は、これまで極秘にされてきた。今までは。

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