インスタグラム上での「Muse Image」連携機能をめぐり、反発・批判の声
メタは「Muse Image」をめぐり、プライバシー上の懸念から、ハリウッドの労組、タレントエージェンシー、サイバーセキュリティ企業から反発を受けている。
インスタグラムでの実装では、公開アカウントが投稿した画像に関して、第三者ユーザーがAIコンテンツの生成に使えるようになっている。画像を使われた側は自分の投稿が生成に利用されても通知されず、公開アカウントの利用者は自動的にこのプログラムの対象に組み込まれる。
16万人超の俳優やエンターテインメント業界関係者を代表するハリウッドの主要労組SAG-AFTRAは7月10日遅く、メンバーに同ツールからのオプトアウトを呼びかけた。タレントエージェンシーのクリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)は、メタに対し、この機能をオプトアウトではなくオプトイン方式にするよう求めた。
サイバーセキュリティ企業Malwarebytes(マルウェアバイツ)は、このツールが「なりすまし、詐欺、その他の悪用」に使われる可能性があると警告した。
これら批判に対し、メタはメディア向け声明で、18歳未満のユーザーは自動的にオプトアウトの対象になっていると説明し、コミュニティ基準に反するコンテンツには「措置を講じる」と表明した。
(編注:メタは7月10日、インスタグラム上において、他人の公開アカウントの投稿画像をAI画像生成に利用できる連携機能を取り下げた)
月末までに四半期決算を発表する見通し
メタは月末までに四半期決算を発表する見通しだ。ファクトセットによると、同社の売上高は前四半期比で約7%増加する一方、1株当たり利益は31%減少すると見込まれている。第1四半期の1株当たり利益10.44ドル(約1681円)は、80億ドル(約1兆2880億円)の一時的な税制上の優遇措置によって押し上げられたものだった。
メタ株には年初から投資資金が流れ込み、1月下旬に一時ピークをつけた後、3月には安値を付けた。この1カ月に及ぶ下落は、メタが2件の画期的な司法判断に見舞われた時期と重なる。うち1件は、プラットフォームの依存性を高める設計が女性の精神的健康を害したとして、メタとグーグルの責任を認めるものだった。同社のメタバースが一時的に閉鎖されたことも、下落局面に重なった。
当時、メタはAIモデルのリリースも延期したと報じられていた。ベンチマークテストで、OpenAI、グーグル、Anthropicといった競合他社のAIモデルを上回れなかったためだ。その後、メタが「Muse Spark」や「Muse Image」を含むAI製品の開発を加速させ、同社株は28%超反発している。


