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暗号資産

2026.07.11 12:30

「切迫した脅威」ビットコイン市場、ETFの資金流出に警戒──年初来の純流出は約8700億円

stock.adobe.com

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ビットコイン価格は7月上旬に6万ドルを割り込んで以降、そこから10%近く値を戻している。

そんな中、ビットコイン上場投資信託(ETF)からの資金流出が価格の回復に水を差す可能性がささやかれている。

暗号資産取引所ビットフィネックスのアナリストらは、現物ビットコインETFの見通しを「脆弱」と評したEメールのノートの中で、「米国時間7月14日に消費者物価指数(CPI)の発表が控える中、このショッキングともいえる資金流出は、ビットコイン価格の回復にとって唯一にして最も切迫した脅威だ」と述べた。

ソーソーバリューのデータによると、9日に米国の現物ビットコインETFから1億ドル(約161億円)近くの資金が流出した。また、6月には45億ドル(約7245億円)の資金流出が記録されていた。

ビットフィネックスのアナリストらは「年初来で54億ドル(約8694億円)の純流出となっており、6月に記録した45億ドル(約7245億円)の流出が依然として市場全体の構図を表している」「この資金の動きは、短期的な値幅取りを狙った一時的な買い戻しと読み取れる。機関投資家の投資意欲は、わずか1営業日で再び売りに転じるほどに冷めており、その姿勢は極めてもろい」と指摘した。

ビットコインETFの分野で他を圧倒するブラックロックの「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」は、解約請求に応じるためにここ数カ月間で約10万ビットコインを売却した。現在、同ファンドは約500億ドル(約8兆500億円)に相当する73万3000ビットコイン強を保有している。

今月上旬には、IBITの平均的な投資家は約40%の含み損を抱えているとも報じられている。

XS.comのビジネス開発責任者であるサイモン・ピーター・マサブニは、Eメールでのコメントで、「ビットコインETFは継続的かつ十分な資金を呼び込むことができていない」と述べた。「ソーソーバリューによると、これらのETFから10日間連続で資金が流出した後、3日以上にわたって資金を呼び込むことができず、その10日間の27億ドル(約4347億円)の流出に続いて記録されたのは、わずか5億ドル(約805億円)程度の資金流入だった」。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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