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リーダーシップ

2026.07.14 10:30

AI時代に生き残るリーダーと淘汰されるマネージャーの違い

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Stellar Labs(ステラー・ラボ)の共同創業者で最高学習責任者(CLO)、そして『Neuroscience for Learning and Development』の著者でもあるステラ・コリンズにインタビューした際、人は「情報を受け取る」ことと「学ぶ」ことを混同しがちだとコリンズは説明した。AIは数秒で情報を提供できる。だが学びには依然として内省や経験、そしてある状況ではうまくいったことが別の状況ではなぜ失敗したのかを理解するための十分な時間が必要だ。要約を読むことはあるトピックを理解する助けになる。しかしその要約が不完全であることに気づくだけの十分な知識を身につけるには、はるかに長い時間がかかる。

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私自身、仕事でそのことを実感している。感情知能に関する博士論文の研究は今でも私が取り組んでいるプロジェクトに影響を与えている。ラジオ番組でのインタビューは何年も経った今でもフォーブスの記事のアイデアを練る上で役立っている。好奇心について書いている最中にある最高経営者(CEO)が何年も前に話したことを突然思い出すことがある。また別のときには、心理学者のコメントがリーダーシップ上の課題を説明する助けになることもある。そうしたつながりは決して計画されたものではく、知識が時間をかけて蓄積された結果として生まれたのだ。リーダーもまさにそのように育っていくのだと私は考えている。

AIがなぜリーダー育成を変えるのか

私は毎日AIを使っている。膨大な時間を節約してくれるからだ。と同時に、AIが最初に提示する答えが自分の研究の最終結論になることはほとんどないことも知っている。​​多くの場合、AIの答えは別の情報源や意見、あるいは新たな疑問を探し求めるきっかけになる。学びの大半はまさにそこから始まる。

起業家で米紙ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)で紹介されたベストセラー作家のジョシュ・リンクナーへのインタビューではイノベーションについて取り上げた。リンクナーは独創的なアイデアとはほとんどの人が「答えはすでに分かっている」と思った後も探求を続けることから生まれるものだと説明した。リーダーシップも同じように育まれる。私がインタビューしてきた中で最も感銘を受けたリーダーたちは、他の人が次の段階に進める状態になった後も、なお問いかけを続けようとする姿勢を持っていた。

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ここにAIがもたらしかねない予期せぬ影響があると私は考えている。AIはマネージャーがすでに担っている業務の多くを代行してくれるため、マネージャーはすぐに恩恵を受ける。リーダーもAIの恩恵を受けるが、リーダーシップはある答えに対してさらに問いを投げかけるべきかどうかを見極めるだけの十分な知識を築き上げることに常に依存してきた。もし従業員が自らその理解を築く前に結論を受け取ることに慣れてしまうと、組織は徐々に業務管理に非常に長けた人材を育成する一方で、自然に戦略的リーダーへと成長する人材をそれほど多く育成できなくなる可能性がある。

もう1つ、もっと注目されるべき問題がある。AIはプロンプトに含まれる前提に基づいて回答を生成する。その前提が不十分な場合、回答はその不十分な前提に基づいて生成されることが多い。AIの回答の質を高める最も簡単な方法の1つは、自分の考えのどこが間違っている可能性があるか、どの前提を再検討すべきか、全く異なる視点を持つ人なら何と言うだろうか、といった質問をAIに投げかけることだ。そのような問いは単にAIに答えを求めるよりもはるかに有意義な議論を生み出すことが多い。

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翻訳=溝口慈子

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