韓国半導体メーカーのSKハイニックスは現地時間7月10日に米国ナスダック市場への上場初日を迎え、株価が急騰した。外国企業の新規株式公開(IPO)としては史上最大規模の資金調達となり、6月に記録的な上場を果たしたスペースXに続く大型上場となった。
東部標準時午前11時30分の取引開始直後、SKハイニックスの株価は17%高の約174.50ドルまで上昇した。事前の報道では、初値は売り出し価格を最大21%上回る可能性も示されていた。
SKハイニックスが9日に提出した開示書類によると、同社は外国企業の株式所有権である米国預託証券(ADR)をティッカー「SKHYV」のもと1億7790万単位発行し、1単位あたり149ドルで売り出した。
普通株1株は10単位のADRに相当するため、換算後の株価は1490ドルとなる。これは、10日のソウル市場でつけた終値約1450ドルをわずかに上回る水準だ。
同社の開示によると、SKハイニックスはこのADR売り出しによって265億1000万ドル(約4兆2822億円)を調達した。外国企業の米国上場による資金調達額としては史上最大規模となる。全体でも、2019年のサウジアラムコによる294億ドル(約4兆7500億円)、そしてスペースXの857億ドル(約13兆8400億円)に次ぐ史上3番目の規模となった。
調達した資金は半導体製造施設の拡張や最先端装置の購入に充てられる予定だ。
ロイター通信の報道によると、SKハイニックスのIPOには売り出しの7倍以上の応募が集まったという。
ロイター通信が事情に詳しい2人の関係筋の話として伝えたところによると、SKハイニックスのオプション取引は上場初日から数えて2営業日後に開始される予定で、投資家が同社株に対して売り建てを行うことも可能になる。スペースXに対しても上場直後に同様の取引が開始されており、当時サスケハナのアナリストであるクリス・マーフィーは、オプション取引の影響で今後3カ月以内に株価が半値を割り込む確率が15%あると指摘していた。



