プロデューサーのサム・ライミとロブ・タパート、そしてブルース・キャンベルの手によってリブートされた『死霊のはらわた』シリーズの最新作『Evil Dead Burn』が、ロッテン・トマトで批評家から好意的なレビューを集めている。
セバスチャン・ヴァニチェクが監督を務める本作では、再び「ネクロノミコン」(別名「死者の書」)が登場する。夫ウィル(ジョージ・プラー)を悲劇的に亡くしたばかりの未亡人アリス(スヘイラ・ヤクブ)と、その義理の家族が住む人里離れた荒れ果てた家に、悪魔的な存在が解き放たれる。ほどなくして家族たちはデッダイト(死霊)へと変貌し、それに立ち向かえる人間はどんどん減っていく──。
『Evil Dead Burn』は、米国時間7月9日に先行上映され、7月10日に全米公開される。出演はハンター・ドゥーハン(『ウェンズデー』)、ルシアン・ブキャナン(『チーフ・オブ・ウォー』)、タンディ・ライト、エロール・シャンド(『チーフ・オブ・ウォー』)、モード・デヴィー。
7月8日の夜で、『Evil Dead Burn』は56件のレビューに基づき、Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)のトマトメーターで批評家スコア80%の「フレッシュ」を獲得している。批評家コンセンサス、観客サマリー、ポップコーンメーターのスコアはまだ発表されていない。
「最も邪悪な『死霊のはらわた』であり、それこそが正しい。死ぬほど正しい」
ハリウッド・リポーター誌のデヴィッド・ルーニーは、ロッテン・トマトのトップ批評家の中で『Evil Dead Burn』に「フレッシ(好意的)」評価を付けた1人だ。「ヴァニチェクは開始早々、極限の残虐さで殺戮を描き、決して手加減する気がないことを示してみせる」と書いている。
ザ・ラップ誌のウィリアム・ビビアーニも『Evil Dead Burn』に「フレッシュ」評価を付け、ロッテン・トマトのレビュー要約でこう書いている。「これはシリーズで最も賢い最も賢い『死霊のはらわた』ではない。最も笑える『死霊のはらわた』でもない。最高の『死霊のはらわた』でもない。だが、最も邪悪な『死霊のはらわた』であり、それこそが正しい。死ぬほど正しい」。
デイリー・ビースト誌のニック・シェイガーも『Evil Dead Burn』を「フレッシュ」と評価。ロッテン・トマトで本作について「途方もなくおぞましいものの中に笑いを見つけ出し、その結果、胃がむかつくほど楽しめる悪夢へと仕上がっている」と書いている。
バラエティ誌のオーウェン・グレイバーマンも『Evil Dead Burn』を称賛している。フレッシュ評価のレビュー要約でグレイバーマンは、こう記す。「暴力は絶え間なく続くが、あくまで強烈に『主題に沿った』ものであり続ける。抑え込まれていた家族の緊張と怒りが、歯ぎしり、殴打、えぐり、切断、串刺し、四肢切断という形で噴き出す」。
「居心地が悪くなるほど露骨で捻りに乏しい」
トップ批評家の中で「ロッテン(否定的)」評価を付けた1人が、スラント・マガジン誌のロッコ・T・トンプソンだ。「有害な家族を記録する悪趣味な快作として始まるが、ジェンダーに根ざした虐待をめぐる考察へと転じる。善意は伝わるものの、居心地が悪くなるほど露骨で捻りに乏しい」と書いている。
AVクラブのモニカ・カスティーヨも『Evil Dead Burn』を支持していない。カスティーヨは「ロッテン」のレビュー要約で、こう記している。「ユーモアや印象的なカメラワークの瞬間はあるものの、あまりにシリアスな領域に踏み込み、罪悪感なきカオスという『死霊のはらわた』の精神を失っている。シリーズになじみきらない、単独で完結している一作だ」と書いている。
RogerEbert.comのブライアン・タレリコも『Evil Dead Burn』に「ロッテン」評価を付けている。タレリコはレビュー要約で、「印象的な映像の数々に自ら酔いしれるあまり、それらをどう結びつけるかを考えていない映画だ」と書いている。
『Evil Dead Burn』はR指定。米国では、7月9日の先行上映を経て、7月10日に全国の劇場で公開される。



