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欧州

2026.07.10 07:30

「ロボットが戦う地上戦」、ウクライナが加速 ただ歩兵はなお必要

ウクライナ国防省情報総局隷下の外国人部隊「インターナショナル・リージョン」が開発した武装無人車両「レヒト」。2025年12月9日撮影(Oleksandr Klymenko/Ukrinform/NurPhoto via Getty Images)

ウクライナ国防省情報総局隷下の外国人部隊「インターナショナル・リージョン」が開発した武装無人車両「レヒト」。2025年12月9日撮影(Oleksandr Klymenko/Ukrinform/NurPhoto via Getty Images)

ウクライナ軍は危険な前線任務について、地上ロボットによる代替を着実に進めている。ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は4月、軍に対して2026年中に少なくとも5万台の無人車両(UGV)を配備するよう指示し、これを兵士の命を守るための「次の大きな一歩」と位置づけた。

ウクライナの防衛イノベーションプラットフォーム「Brave1(ブレイブ・ワン)」で無人車両(UGV)部門を率いるイーホル・シュミリオウは、各旅団による直接調達も含めれば配備数はゼレンスキーが掲げた目標を上回ると見込んでいる。「2026年前半には前線配備用に2万5000台のUGVが契約されるでしょう。これは2025年通年の契約台数の2倍にあたります」と彼は筆者に述べた。

ウクライナのUGV産業も急速に拡大している。キーウ経済大学(KSE)のシンクタンク、KSE研究所とブレイブ・ワン、ウクライナの防衛テックアクセラレーター「Defence Builder(ディフェンス・ビルダー)」の共同調査によると、国内のUGV市場は2025年に488%の成長を遂げた。

ウクライナ陸軍第3軍団のアンドリー・ビレツィキー司令官は3月、兵站任務や戦闘任務をUGVに担わせることで前線の兵士の最大3分の1を代替できる可能性があるとの見方を示した。

「可能な限り、前線の歩兵を(地上)ドローンで代替させることを目指しています」とビレツィキーは地元メディアのインタビューで語っている。そのためには、無人航空機(UAV、航空ドローン)とUGVを組み合わせて運用する必要がある。

ウクライナはすでにこの構想を実行に移している。ウクライナ軍のUGVは4月だけで1万回を超える任務を遂行し、大半は前線陣地への補給物資の輸送だった。戦場が危険になればなるほど、兵士の代わりを務める機械への需要は高まる。

ウクライナを支援する有志の技術者らでつくる国際的な団体「テクノロジー・ユナイテッド・フォー・ユークレイン(TUFU)」の技術者、ハイナー・フィリップは「ドローンは地上を人が活動できない場所に変えてしまいます」と筆者に語った。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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