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北米

2026.07.10 09:30

トランプ、旧型のエアフォースワンでトルコを出発するも英国でカタール寄贈機に乗り換え

Win McNamee/Getty Images

米国時間7月8日、機体を変更した理由にはイランとの再衝突が関係しているのかと記者から問われたトランプは、「私はイランの殺害リストの筆頭にいる」と答えた。その後、英国からアンドルーズ空軍基地へ向かう機内で、トランプは記者団から、「イランによるエアフォースワンへの信憑性のある脅威」を認識しているか再び問われた。その際、彼は記者に対し、「私は常に脅威にさらされている。君よりも前に、私は彼らのリストのトップにいる。しかし、私がやられれば、君も道連れだ。君はいつか職業を変えた方がいいかもしれないな」と語った。また、機内での取材の冒頭、トランプが記者団に対し、「君たちのところへ来るまで長い距離を歩いた。以前の3倍は歩いたのではないか。気に入ってくれるといいが」と語りかける場面もあった。

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ニューヨーク・タイムズによると、機体の乗り換えはシークレットサービスの助言によって実施されたという。また同紙は、カタール製の新型機の性能について説明を受けた匿名筋の話として、同機には旧型機が備えている機能がすべて備わっているわけではないと報じている。しかし、この乗り換えはイランからの具体的な脅威によるものではなく、シークレットサービスが強く求めた予防措置であったとされている。

バイデン政権下の元空軍長官フランク・ケンドールも先週、MS NOWに対し、通常の航空機をエアフォースワン仕様に変更するには数年の年月と数十億ドルの費用がかかるため、新型機の安全基準が引き下げられた可能性が高いと指摘した。その上で、この新型機に特定の指揮統制能力や、「考えうる様々な種類の脅威に対抗できる、通常のエアフォースワンが備えるような防衛手段」があるのか疑問視していると述べた。

トランプ政権の匿名の高官はMS NOWに対し、同機の安全確保において「一切の手抜きは行われていない」と主張し、「連邦航空局(FAA)の基準に従い、過去すべてのエアフォースワンが経てきたものと同じ安全プロトコルを通過しており、FAAの認証も受けている」と強調した。空軍の報道官は「我々は、同機が安全であり、大統領の任務遂行に必要な最先端技術を備えていると確信している。納入時期を早めるため、外観ではなく、それ以外の極めて重要な要件を優先した」と述べた。

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トランプ政権は2025年5月に贈答されたこの機体の受け入れを承認した。そして先週、トランプはセオドア・ルーズベルト大統領図書館の開館式のためにノースダコタ州を訪れた際にこの新型機に初めて搭乗している。空軍は、同機の安全管理上の改修に約4億ドル(約700億円)を費やしたと説明しているが、一部の専門家はその費用が10億ドル(約1600億円)近くに達している可能性が高いと試算した。

ボーイングが製造する2機のエアフォースワンの納入が予定よりも数年遅れる中、この新型機は一時的に使用する「つなぎ」としての役割が想定されている。カタールからの贈答をめぐっては様々な利益相反の懸念が持ち上がっているが、トランプはこれが純粋な贈り物であり、カタールは何の見返りも求めていないと主張している。彼は退任後、この機体をマイアミにある自身の大統領図書館に送る意向だが、トランプにその処分を決定する権限があるのかどうかは不透明だ。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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