ボウイのスタジオ作品で2番目に長くチャートにランクインしたアルバムは、1972年に発表された『ジギー・スターダスト(The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)』で、通算168週のトップ100入りを果たした。他に100週以上のランクインを成し遂げたのは、シンプルな題名の『ベスト・オブ・ボウイ(Best of Bowie)』(2002年)と『ハンキー・ドリー(Hunky Dory)』(1971年)だけだ。『レガシー』と同じくベスト盤の前者は163週間、ボウイ4枚目のスタジオアルバムである後者は151週間、オフィシャル・アルバム・チャートにランクインした。
2016年には8枚のアルバムがチャート入り
『レガシー』は、2016年にオフィシャル・アルバム・チャートに初めてランクインしたボウイによる8枚のアルバムの中の1枚だ。この年の初頭、ボウイは最後のスタジオ・アルバム『★(ブラックスター)』を発表してからわずか2日後の1月10日にこの世を去った。同作が1位でチャートに初登場すると、『スケアリー・モンスターズ(Scary Monsters)』(1980年)と『世界を売った男(The Man Who Sold the World)』(1970年)もトップ100に入った。
2016年にはその後も『ロジャー(Lodger)』や『Back In Anger』(ナイン・インチ・ネイルズとのライブ盤)、そしていくつかのコンピレーションアルバムを含む作品がこのチャートにランクインしたが、トップ10入りを果たした『レガシー』の最高5位には及ばなかった。
『レガシー』は現在も英国の2つのチャートにランクインしており、驚くことに、もう1つのチャートでは既に500週を超えている。このベスト・アルバムは、英国でストリーミング再生された回数を基に順位付けするオフィシャル・アルバム・ストリーミング・チャートでは55位に入っている(7月3日付チャート)。オフィシャル・アルバム・チャートの62位よりわずかだが上の順位だ。前回の集計で『レガシー』は英国におけるストリーミング再生回数トップ100内のアルバムの1つとして500週に達した。
その一方で、CDやレコード、カセットテープの売上枚数とダウンロード販売数のみを対象に順位付けするオフィシャル・アルバム・セールス・チャートではトップ100に入っていないという事実は、『レガシー』のストリーミングサイトでの人気の高さを示しており、それが同作の長期ランクインを支えているようだ。


