デヴィッド・ボウイが2016年1月に死去して以来、彼の母国である英国では死後に発売された数十枚のアルバムがヒットチャートにランク入りしてきた。
ボウイがこの世を去った後、デヴィッド・ボウイ名義のアルバム30作以上が、英国の「オフィシャル・アルバム・チャート(全英アルバム・チャート)」に初登場したが、そのほとんどは1〜2週間しか100位以内に留まることはなかった。しかし、それらの中でも群を抜いて長く成功を維持し続けている1枚のアルバムがある。
驚くことに、この最も競争が激しいアルバム・ランキングで、ボウイの最長ランキング記録を打ち立てた作品が発売されたのは、彼の死から10カ月も経ってからのことだった。しかしそれ以降、このアルバムは疑う余地のない人気を維持している。この度、ボウイの『レガシー(ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ)』は、彼が生前に成し得なかった記録を達成した。これは一握りの限られた人気ミュージシャンしか到達できない偉業だ。
通算500週のランクイン
2026年7月3日に発表された週間ランキングで、ボウイの最も人気が高い曲を収録した数多いベスト盤の1つである『レガシー』は、英国オフィシャル・アルバム・チャートに通算500週のランクインを果たした。英国で最も競争の激しいこの音楽チャートは、売上(CD、レコード、ダウンロードによる販売数)とストリーミング(音楽および動画配信)再生数の両方を考慮した算出方法に基づき、アルバムやEPを順位付けしている。『レガシー』はどちらの指標でも成功しているが、Apple MusicやSpotifyのような音楽配信サービスにおける再生回数が、このアルバムを途切れることなくチャートに留まらせている大きな要因になっているようだ。
『レガシー』は、オフィシャル・アルバム・チャートに最も長くチャートインし続けたボウイの作品として、長きにわたり君臨している。ボウイにとって初めて通算500週のランクインを果たしたアルバムであり、実際のところ、この驚異的な記録を打ち立てた彼の唯一のアルバムになるかもしれない。他の作品は、どれもこの域に一度も到達したことがないだけでなく、近づいたことさえなかった。



