ChatGPTに指示を入力し、返ってきた回答をそのまま受け取る。AIは、ユーザーの意図を推測して行間を埋めるが、その推測が出力を左右することになる。
ChatGPTが誤った方向に進んでいることに初期段階で気づけないと、望む結果を得るためにさらに1時間も修正を繰り返すことになりかねない。1回5分の細かい修正を何度も重ねるくらいなら、最初から正しい回答を得るべきだ。
こうした作業に1日1時間費やすと、週に5時間になる。自身の時給を掛け合わせれば、数十万から数百万円規模の損失になり得る。これから紹介する4つの言葉は、この悪循環から抜け出すための切り札だ。木を切り倒す前に斧を研ぐようなものだと考えてほしい。
なぜChatGPTは的外れな回答をするのか
通常、人々がChatGPTやClaudeを使用する際、何かを要求すればLLM(大規模言語モデル)がそれを取ってきてくれると思い込んでいる。しかし、LLMにはより多くのコンテキスト(文脈)が必要だ。多くの場合、質問することを許可しなければ、AIは質問してこない。AIは最初のアイデアのまま突き進み、ユーザーが意図していたものとは大きく異なる方向へ進んでしまう。
そうなると、プロンプトの再入力を繰り返すことになる。説明を追加して修正させても、AIは依然として最初のアイデアに基づいて処理を行っているため、求めているものからかけ離れた結果になりかねない。
AIはチャット履歴を遡ってユーザーの意図を把握しようと、最善の推測を続ける。しかし、状況は変わる。ユーザー自身の気が変わることもあれば、途中で目にしたものに影響されることもある。目指すべきゴールの基準が変わったことを、ChatGPTは知る由もない。
問題を解決する「4つの単語」
その4つの単語とは、これだ。
「Ask me questions first.(まず私に質問してください)」
この4つの単語を使うことで、AIツールは詳細な検討が必要であることを認識する。最初のプロンプト以上の情報が必要だと理解するのだ。AIは多くの質問を投げかけ、ユーザーが落としていた細部を補ってくれるだろう。
これらの質問は、作業の方向性に関するものかもしれないし、目的に関するものかもしれない。あるいは、最初のプロンプトで矛盾していた点について、ダブルチェックを求めている可能性もある。いずれにせよ、このシンプルな4つの単語によって、コストと時間のかかる手戻りを防ぐことができる。



