日本人へのメッセージ:深く考えすぎず、他人が生きられている国なら自分も大丈夫
━━ 最後に、パートナーの挑戦や環境の大転換に対して、一歩を踏み出すか迷っている読者に向けてメッセージをお願いします。
弓子: まず、挑戦する「連れていく側」の方へ伝えたいのは、「とにかく同行してくれる相手のことを、常に一番に考えてあげてほしい」ということです。夫がどんな時も私の希望を最初に聞き、現地での生活環境を必死に整えてくれたからこそ、私は安心してついていくことができました。
そして、「ついていく側」の皆さんへ。あまり深く考えすぎたり、気負いすぎたりしないことが、何よりのコツです。私の場合は昔から、「他の人ができるなら自分にもできる」と、良い意味で楽観的に考える癖がありました。どんなに遠いアフリカの国であっても、そこには誰かの生活があり、人間が暮らしています。大半の国には日本人の大使館員やJICAの職員・家族もいますし、住めないことはないと思っています。
もしダメだったらその時は日本に帰ってくればいいや、くらいの気持ちでいくつかの逃げ道やオプションを自分の心の中に持っておく。そうすれば肩の荷が下りて、「せっかくの人生に一度のチャンスだし、楽しんで飛び込んでみよう!」と前向きな気持ちになれるはずです。迷っている方がいれば、ぜひ気負わずに一歩を踏み出してみてほしいなと思います。


