しかし、こうした対応を巡るすれ違いがありながらも、展示会という「場」そのものに対する評価は揺らいでいない。今後の展示会への来場意向を尋ねたところ、「積極的に来場したい」「機会があれば来場したい」を合わせると9割を超えた。

さらに、今後の対面展示会の重要性について、出展者、来場者ともに約7割が「高まる」と回答している。その理由として「対面での信頼関係構築」や「五感を使った製品体験」、「一次情報の価値」が双方で共通して挙がっている。その場でしか得られない生の情報や熱量に価値を見出している証拠といえよう。


インターネットやAIの発展によって効率化が進む世の中だからこそ、リアルな場で人と人が出会い、実物を見て、深く対話する展示会の存在意義は以前にも増して高まっている。出展企業側が不特定多数へのアプローチという数の呪縛から脱却し、来場者の本音や課題に寄り添ったアプローチを行えば、デジタル時代における展示会の価値を最大化し、ビジネスチャンスへとつなげる鍵となるはずだ。
出典:展示会営業マーケティング 「展示会白書」より


