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2026.07.10 10:00

1年で20%下落したマイクロソフト、株価は収益モデルの転換を「まだ織り込めていない」

Photo Agency - stock.adobe.com

設備投資に約30.87兆円を投じても、需要が追いつかない

マイクロソフトは、この戦略転換を巨額の資金投入で後押ししている。同社は2026暦年だけで、設備投資に約1900億ドル(約30兆8700億円)を投じる見込みだ。この巨額の資金は、増え続ける有料利用のすべてを支えるために必要な世界規模のインフラ構築に充てられる。単にデータセンターを増やすだけではない。

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旺盛な需要を背に、顧客との事業関係を根本から作り替え

しかも同社は、これだけ支出してもなお、旺盛な顧客需要が供給能力を上回り続けていることを率直に認めている。これは、典型的な成長のストーリーそのものだ。すなわち、そのまま収益に直結する圧倒的な需要に応えるため、大胆に投資するということである。この支出こそ、ユーザー単位・利用量単位モデルの将来を経営陣がいかに信じているかを、最も明確に物語っている。

マイクロソフトは、単に新たな製品サイクルを迎えているだけではない。顧客との事業関係そのものを、根本から作り替えようとしているのだ。その前提にあるのは、次のような考えである。世界中のほぼすべてのオフィスワーカーの日常業務にAIエージェントを組み込めば、年を追うごとに雪だるま式に積み上がる、持続的で収益性の高い新たな収入源を生み出せる、というものだ。必要な要素はそろい、投資も確保され、最初の顧客層はすでに支出を始めつつある。

好機がまず表れるのは業績予想、その見極めが問われる

この種の機会は、数字に表れて初めて大きな意味を持つ。最初の明確な兆候は、経営陣の業績予想に出る。企業が新たな収益の実現を本当に見通せるようになると、業績予想を引き上げるからだ。そして、引き上げられた予想を市場が評価すれば、このような成長シナリオが現実になりつつあることを示す強い裏付けとなる。米国の上場企業であるFederal Realty Investment Trust(FRT)、Fortinet(FTNT)、GE Vernova(GEV)は、今まさにその兆候を示している。

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1銘柄への集中を避け、複数銘柄に分散して資本を育てる

信頼できる成長ストーリーがあるなら、投資行動につなげる価値はある。とはいえ、1銘柄だけで投資する場合、その1社が直面し得るあらゆるつまずきも受け入れなければならない。

より戦略的な方法は、長期的な見通しが同じように強い複数の銘柄を分散して保有することだ。そうすれば、長期的な上昇余地を保ちながら、予期せぬ出来事が1社で起きても、投資全体が崩れるリスクを抑えられる。時間をかけて資本を育てるとは、こういう方法なのだ。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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