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2026.07.13 08:15

夏のボーナスでトイレで泣いた中小企業社長の本音と資金繰りの現実

AdobeStock

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夏のボーナスシーズンになると、大手企業の支給額が話題になる。一方で、そのニュースとは異なる現実に直面している企業も存在する。資金繰り改善サポートなどを手掛ける株式会社ふぁくたむは、全国の中小企業経営者・役員350人を対象に、「2026年 夏のボーナスと資金繰りに関する実態調査」を実施した。

【調査概要】
調査テーマ:2026年 夏のボーナスと資金繰りに関する実態調査
調査期間:2026年6月25日〜7月2日
調査対象:全国の中小企業経営者、役員
有効回答数:350名
調査方法:インターネット調査

社長自身は「ボーナスなし」が7割超

調査では、自身の夏のボーナスについて、「支給あり」と回答した経営者は28.7%にとどまった。一方「支給なし(0円)」は52.8%、「社員のボーナスを支給するために役員報酬を削った、または個人の貯金から補填した(実質マイナス)」は18.5%だった。合わせると71.3%が、自身のボーナスは「0円」または「実質マイナス」と回答している。

社員にも家族にも言えない本音

ボーナス支給に関する苦労や悩みを尋ねた自由回答では、経営者の率直な声が寄せられた。
「『大手はボーナス上がってるのにうちはこれだけですか』と若手に言われ、自分の役員報酬を削って払っていると言えずトイレで泣いた」(飲食業・40代)
「家族には心配をかけまいと『今年もボーナス出たよ』と嘘をつき、こっそり自分の生命保険を解約して生活費に充てている」(建設業・50代)
「ボーナス月の社会保険料の支払いがエグすぎて、毎年この時期になると胃が痛くなり、夜も眠れない」(IT業・30代)

ボーナス後の資金繰りにも不安

ボーナス支給や、それに伴う税金・社会保険料の支払いによって、会社の現金が不足する危機を感じたことがあるか尋ねたところ、6割弱が「ある」と回答。調査元では、無理なボーナス支給などによって8〜9月の運転資金が不足する「ボーナス後の資金ショート」は、中小企業でみられる倒産パターンのひとつとして紹介している。

日本企業の大半を占め、地域経済や雇用を支えている中小企業。その経営者が自らの生活を削ってでも社員を優先する現実は、一企業だけの問題ではない。ボーナスシーズンだからこそ、数字の裏側にある経営の現場にも目を向けたい。

プレスリリース

文=福島はるみ

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