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2026.07.09 08:30

メタ、時価総額が約243兆円に減少するもののテスラを逆転──両社株がなおも低迷する理由

Thomas Fuller/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

Thomas Fuller/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

米国時間7月8日、メタが時価総額でテスラを僅差で追い抜いた。これはメタの株価が上昇したからではなく、テスラの株価がより大きく下落したことが要因だ。今月後半に予定されているメタの決算発表は、AIへの巨額投資が実を結んでいるかどうかを測る試金石となる。

8日の株式市場でメタの時価総額はテスラを上回った。米国東部夏時間午後1時25分時点でメタ株は605.16ドルで取引され、時価総額は1兆5000億ドル(約243兆円。1ドル=162円換算)を突破している。

時価総額の節目には到達したものの、メタの株価はこの日1.7%下落した。一方、テスラの株価は2.3%以上も下落しており、この下落が結果的に時価総額ランキングの入れ替わりを招いている。

メタの株価は2025年7月以降、520.26ドルから796.25ドルの間で推移しており、現在はそのレンジのほぼ中央に位置している。昨年記録した最高値からは大きく値を下げた水準だ。

BNPパリバのアナリスト、ニック・ジョーンズはベンジンガに対し、今月に予定されているメタの決算発表では、同社がAI製品の構築にどれだけの資金を投じているか、また、計画中のクラウドコンピューティング事業(余剰の計算能力を外部企業に販売するビジネス)が新しい収益源になり得るかどうかに注目が集まる可能性が高いと語った

7月29日に予定されているメタの決算発表は、同社の経営陣が今年後半に向けたAI投資計画や、立ち上げたばかりのクラウドコンピューティング事業にすでに有料顧客が存在するのかどうかについて説明する場となる。テスラもまた、7月22日に決算発表を控えており、独自の試練に直面することになる。

テスラ株は年初に438ドル前後で取引されていたものの、そこから現在までに約12.3%下落した。メタの株価も同期間中に8.5%下落している。

メタの株価は、昨年8月に記録した過去最高値の796.25ドルから25%近く下落した。6月には、AI投資の急増がそれに見合った収益につながらないのではないかという懸念から世界的にハイテク株が売られ、テスラ、エヌビディア、インテル、AMD、ブロードコムなどの株価が軒並み下落した。

しかし、業界内には依然として楽観的な見方も残っている。エルステ・グループが7日にメタの投資判断を引き上げたほか、ウェルズ・ファーゴは2日、同社の広告事業の力強い成長が1四半期続いていることを理由に、目標株価を767ドルに引き上げた。

一方、テスラの低迷には批判の声が集まっている。シーキング・アルファのアナリストらは、4年連続で自動車販売台数が伸び悩んでいることや、中国のEVメーカーとの競争激化を挙げ、現在の株価を正当化するのは難しいと指摘した。テスラの株価は、昨年12月に過去最高値を記録して以降、約21%下落している。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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