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キャリア・教育

2026.07.13 14:00

Z世代の8割が「AIは脅威」と回答、新卒の仕事を自動化する企業の問題点

stock.adobe.com

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新卒・未経験者向けの初級職(エントリーレベル職)は崩壊しているが、それはAIのせいだけではない。

採用支援プラットフォームのiCIMS(アイシムズ)が発表した最新データによると、Z世代の78%が、人工知能(AI)を初期のキャリア機会に対する大きなマイナス要因と捉えている。彼らの見方は間違っていないが、ここにはより大きな、そしてAIの台頭前から存在していた問題がある。

「エントリーレベルの仕事が抱える問題は、AIというトピックによって際立ったにすぎません」と、iCIMSの人材動向分析の責任者であるトレント・コットンは指摘する。「本当の問題は、多くの職務設計そのものが間違っていたことにあります」

「大学の新卒者を採用することは、社内の人材パイプライン(将来の幹部候補などの育成経路)を構築することに主眼を置くべきであり、その職務の『雑用』をこなす人材を探すことではないはずです」

「雑用」、すなわち反復的なタスクは、少なくとも現時点において、AIが最も効果的に処理できる領域である。このことは企業に対し、エントリーレベルの役割をより戦略的なものにする絶好の機会を提供している。ただし、それは企業がAIを単なる人員削減やコスト削減の手段として捉えるのをやめた場合の話だ。

筆者は先日、コットンと対談し、エントリーレベルの仕事の真の現状と、変化する労働市場にZ世代がどのように立ち向かっているかについて話を聞いた。以下、その内容を紹介する。

Z世代が直面する2つの大きな障害

どの世代も、自分たちが置かれた状況は他とは違って特に過酷であると感じがちだということは以前にも指摘した。視野を広げることは役立つものの、労働市場に参入したばかりのZ世代が、複数の異なる方向からキャリア初期の逆風にさらされているのもまた事実である。

「Z世代は、エントリーレベルの求人情報に対して独特のフラストレーションを抱えており、その中心にあるのは、雇用主側の非現実的な期待と、自動化による職務の減少です」とコットンは語る。「Z世代の求職者の半数以上(59%)が、企業がエントリーレベルの応募者に対して、すでに中堅レベルの実務経験を求めていると考えています。彼らは、これらの求人条件が依然として硬直的であると感じています」

学歴要件についても、Z世代は理不尽さを感じている。「37%は、必ずしも必要ではない場合でも、依然として大学学位が求められていると考えています」とコットンは説明する。「さらに36%が、コミュニケーション能力などのソフトスキルよりも、技術的なスキルやAI関連のスキルが重視されていると感じています」

コットンは企業に対し、一歩退いて、その職務に本当に必要な要件を評価するよう強く促している。そうしなければ、優秀な人材の大部分を遠ざけることになりかねないからだ。「当社のデータでは、求職者プールの40%強をZ世代が占めています。そのため、彼らの力を活用しないことは、将来の労働力需要にとって大きな損失となります」

次ページ > AIに対するZ世代の「強い不信感」

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