ウクライナからの報告。1595日目。
トルコでNATO首脳会議開く
北大西洋条約機構(NATO)の第36回首脳会議が7日、トルコのアンカラで開幕した。加盟国の首脳らは2日間の日程で、ロシアによるウクライナに対する戦争や防衛支出について話し合う。現地入りしたウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナのNATO加盟を認めるべきだとあらためて訴えた。
ゼレンスキーは関連会合で、ロシアの侵攻に対する長期にわたる苦闘を通じて高度な技術力を開発し、強固な防衛体制を築き上げた国をNATOから排除するのは誤りだと主張した。また、ウクライナは必要な兵器のほとんどをすでに自国で開発したとし、いま必要としているのは、弾道ミサイル攻撃からの防衛のため、米国製パトリオット地対空ミサイルシステムに代わるシステムの開発に向けた欧州の支援だけだと語った。
首脳会議では共同宣言が採択される予定となっており、ウクライナ向けに総額1400億ユーロ(約26兆円)規模の軍事支援の確約も盛り込まれる見通しだ(編集注:実際に、2026年分として700億ユーロ規模のウクライナ支援を確約し、2027年も少なくとも同水準の支援を維持することを申し合わせた首脳宣言が採択された)。
キーウ、弾道ミサイルなどによる大規模な空襲を受ける
ロシアは5日から6日にかけての夜、主にキーウを狙って弾道ミサイル・巡航ミサイル計68発、デコイ(おとり)機を含むドローン(無人機)351機による大規模な攻撃を行った。この攻撃はゼレンスキーが5日、情報機関の報告を基に警告していたもので、NATO首脳会議の前夜に合わせた、計算された武力誇示だったとみられる。
最も深刻な被害を受けたのはキーウで、市当局の発表によると少なくとも18人が死亡、50人以上が負傷した。救助隊は20カ所以上の攻撃現場に展開し、ポジリシキー地区とダルニツィキー地区で最も大きな被害が確認された。
キーウ中心部の歴史あるポジリシキー地区では、弾道ミサイルが9階建ての集合住宅を直撃した。5階から9階の複数の住戸が全壊し、建物上部は大きくえぐれ、内部がむき出しになった。消防隊はこの建物から住民17人を救助し、さらに上層階に取り残されていた28人をはしごで避難させた。キーウ南東部のダルニツィキー地区では、落下してきた破片で25階建ての集合住宅が損傷したほか、30階建ての高層住宅で火災が発生した。
Last night, Kyiv came under a massive Russian attack. Russia launched 68 missiles and 351 attack drones. Response efforts are still underway. Damage has been recorded at more than 10 locations across the city, including residential buildings. All necessary services are on the… pic.twitter.com/101XvDDYs1
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) July 6, 2026



