PANERAI|ルミノール オットジョルニ
イタリア海軍特殊潜水部隊用のミッションウォッチとして生まれたパネライは、伝統的に長時間駆動のムーブメントを採用し、時計の精度を安定させるだけでなく、リュウズ操作の頻度を減らして故障の要因を排除した。その歴史を継承する8日間ロングパワーリザーブモデルは、ダイヤルの夜光塗料はやや日焼けした風合いを演出し、ケースにはブラシでこすって表面を荒らしたブルニートフィニッシュを取り入れた。使い込んだ道具のような風合いが、日焼けした大人の腕に似合う。
AUDEMARS PIGUET|ネオ フレーム ジャンピングアワー
1920年代モデルからインスピレーションを得ており、角形ケースにふたつの窓をつくり、ジャンピングアワーとディスク式分表示で時刻を表示。存在感はあるがケース厚は8.8mmとバランス良く設計され、時計前面をブラックPVDコーティングしたサファイアクリスタルで覆うことで、艶やかで美しくまとめる。ネオ フレームは小窓表示を核とする新コレクションとなり、ヴィンテージとモダンを融合したモデルが今後もリリースされるという。老舗だがアバンギャルドに進化しようという、前向きな姿勢が見えてくる。
OMEGA|コンステレーションオブザーバトリー
高精度時計を製作し続けてきたオメガは、精度に対する考え方さえも変えてしまう。高精度の公的証明であるCOSC認定クロノメーターには、秒針による計測という項目があるため、秒針のない2針モデルは制度上、高精度だと評価できなかった。そこでオメガではテスト方法を開発して、高精度の認証を得られるようにした。このモデルは端正な2針ながら、高精度に加えて高耐磁であることを認定するマスター クロノメーターを取得。セラミック製のダイヤルは艶やかで美しく、シンプルウォッチの価値をワンランク上へと高めている。
ZENITH|G.F.J.
ゼニス創業160周年となった昨年デビューした「G.F.J.」は、1950年代の天文台精度コンクールにて優秀な成績を収めてきたCal.135というムーブメントを甦らせ、ドレスウォッチを製作した。この話題作が今年からレギュラー化。イエローゴールドケースを用いたこちらは、ブラッドストーン ジャスパーという赤い斑点が特徴の天然石を薄くカットしてダイヤルに使用しており、その豊かな表情でも話題に。ムーブメントも美しく、大型テンワがゆっくり振動する姿が、時計愛好家の心に響く。


