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2026.07.15 17:00

恋愛を長続きさせるために、相性以上に「自制心」が大切な理由

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時間と共に自制が相性より重要になる理由

関係が長く続くかどうかを予測する因子として自制が相性を上回る理由は恋愛的なものではなく、あくまで数学的なものだ。長く付き合っているとこうした小さな「挑発と反応」のサイクルが何千回も繰り返される。

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それぞれは関係を終わらせるほど深刻ではないことが多い。だが、それらを総合すると、それこそが関係そのものであり、長いパートナーシップの大部分は実際にはそうした瞬間によって成り立っていると言える。カップルの関係の行方は、こうした瞬間がどれほど頻繁に起こるかではなく、その瞬間が訪れた際にどの衝動が勝つかによって決まる。相性はその結果には影響しない。引き金となる瞬間が訪れる頃には、相性がもたらしたものはすでに使い果たされているからだ。

自制と良好なパートナーシップとの関係は完全に一直線ではなく、この点について研究者たちも慎重だ。自制とアコモデーションとの関連を明らかにした研究チームの一部は専門誌『Psychological Science』に2013年に掲載された研究で、自制心が低い人は、特定の状況ではパートナーのために即座に自己犠牲を払うことを厭わないことを明らかにした。自分の利益を考える前にまず利他的な衝動が先に働くのだ。言い換えると、自制心はあらゆる状況で有利なものではない。挑発を受けた瞬間に特に価値を発揮するものであり、無制限に高めればいい特性というわけではない。

ここで触れておくべき別の落とし穴もある。それは自制が抑圧へと変質してしまう場合だ。決して苛立ちを見せないパートナーが必ずしも自制しているとは限らない。場合によっては、自分のニーズを全く認識しなくなったことを反映しており、その結果、実質を伴わない平静さだけが表面に現れていることもある。心理学的に意味のある自制とは反応がないことではない。反応と対応の間に、良い本能が速い衝動に追いつけるだけの短い間が存在することだ。

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自制は身につけられるか

相手に惹かれる気持ちは2人の間に存在するかしないかの二者択一であるのに対し、自制にはそれを強化するメカニズムがある。それは単なる意志の力ではない。感情調整を研究する心理学者たちは、人がその瞬間に視点を変えること、つまり自分の立場からその出来事を体験し続けるのではなく、一歩引いて第三者のような視点から状況を眺めることで挑発があってから反応するまでの間の重要な間隔を広げることができることを発見した。これはセルフ・ディスタンシングと呼ばれている。専門誌『Advances in Experimental Social Psychology』に2017年に掲載されたレビューでは、セルフ・ディスタンシングについて10年以上にわたる研究を調査した。挑発や相手との対立の瞬間を直接検証した結果、その場の状況に飲み込まれるのではなく、外部の視点を採用した人は議論の真っ最中でも攻撃的な思考や反応が一貫して少なく、実際に意見が異なる場合にはパートナーに対してより建設的な行動が見られることが確認された。

その仕組みは複雑ではないが、実際の場面で使いこなすには練習が必要だ。それは感情を抑えるというより視点の切り替えだ。わずかに視点を移すことが反応と行動の間にあの重要な間を生み出していると考えられている。

20年後も2人が一緒にいるかどうかを予測する特性は、惹かれ合う気持ち(感情)だけでは制御できない、対立が起きたその瞬間に作用する。そして相性とは違って、その瞬間にどう反応するかは本人が選択することができる。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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